4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

SMTOWN LIVE 2019 in Tokyo Day 1

去年のSMTOWNは大阪だけだったのでライビュだけだったから、

今年は頑張って2回行きました、東京ドーム。

連日35度を超える猛暑で、ふだんはあまり日中は出歩かないから、

ドームに行くまでに相当疲れたけど。

 

初日の席は3塁側エキサイトシート

確かおととしもエキサイトシートで、これって何度も当たるものなのかと思った。

野球には特等席だけれど、

ライブではアリーナの最後尾ともいうし、スタンド最前列ともいえるし、

微妙な位置だ。

今年のSMTOWNはかなり花道が多くて、サイドステージに近いところだったのと、

エキサイトシートの最後列だったのでグラウンドレベルよりは2段高く、

それが幸いしたかも。

真横からでしたが、おおむね視界は良好。

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右手がメインステージ。中央のメインステージから小さい花道と、左手のバックステージにつながる長い花道。これ、アリーナ席だとどの席でもどっかが見えないだろうな。

 

18時開演、21時30分終演ということだったので、

これまでのSMTOWNから見るとずいぶん短縮したなという感じだったけれど、

終わってみれば50曲。それほど遜色はない。

相変わらずMC一切なしの進行はテンポがよくて、

お菓子をいろいろ持って行ったけれど、食べるひまもなかった。

 

オープニングはNCT DREAMから。

(その前に3曲ほどあったけれど、トイレに行っていたので)

「チューインガム」の子たちだよねえ、でももう半ズボンじゃないし、

ジャケット着せられてなんか大人になっちゃってびっくり。

よその子が大きくなるのは早いっていうけど、ほんと。

 

それからイリチルに続く。

もうツアーもやっているお兄ちゃんグループは貫禄も出てきて、

相変わらずキレッキレのダンスを披露。

前はドームのステージが大きく見えたけれど、

今回は彼らのほうが大きく見えました。

 

で、また今回もSJが出てくるのは始まって3時間後とかなんだろうなと思いながら見ていたけれど、

出す順番とか、どのステージを使うかとか、いろいろ考えたあとがうかがえる構成だったと思う。

 

f(x)が何年振りかでクリスタルも来て(とはいってもまだ1人足りないけど)、

懐かしい曲を披露したのは印象深い。

こういうタイプの「かっこいい」ガールズグループって、この後1つも出てこないし、

レドベルがそのあとを引き継ぐかもと思ったけれど、

「カワイイ」路線という時代の流れには逆らえないところがあって、

かえって立ち位置が微妙になっている気がする。

それにしてもソシがまったく影も形もなくなって、華やかさに欠けることこの上ない。

 

SHINeeもいないから、なんかトン、SJと下のNCTの間がぽっかり空いた感じがして。

それだけ今回はEXOの存在感が薄らいでいるような気がする。

2人兵役中だから、仕方ないこともあるけれど。

 

SMのグループ作りの面白いところは、いろんな子を混ぜるところにあると思う。

ダンスの上手い子、歌の上手い子を選んだ結果、見た目が似てしまったということはあるんだろうけれど、

SMは練習生が多いせいか、うまくその辺がブレンドされていて、

結果、一人一人の個性が浮き出てくるようだ。

もちろん、デビュー後の一人一人の努力は必要だけど。

 

SMで面白いのが、大勢の練習生から5人を厳選したのが東方神起

残ったので作ったのがSuper Juniorというところ。

SJのメンバーには、「選ばれなかった何か」があり、

その選定基準から「逸脱した何か」があるんだろう。

 

今、シウミンとD.O.がいないEXO、

SJにシンドンがいないときも思ったけれど、

残ったのがイケメンばかりだからと言って、面白くはないのだ。

ただのイケメングループになっちゃったというか。

いなくなって初めてその存在感とかが浮き上がるというか、

存在の面白さに気づく。

 

その意味では、今回のSMTOWNは、そのシンドンと、

最高ビジュアルヒチョルがいないことが、SJにどういう影響を与えるのかはちょっと興味深かった。

 

一番いいところは、チャンミンとキュヒョンの「女々しくて」に持っていかれた感はある。

彼らの思い切りの良さ、完成されたオリジナル曲が並ぶ中で、あの曲とあの振りを持ってくる潔さ、これぞSMTOWNというか。

あとから気づいたのだけど、会場のあちこちで腰をかがめているスタッフさんたち、

「女々しくて」では全員が立って踊らされていた。

誰がそうしようって言ったのかな。面白かったけど。

 

EXOの「Love Shot」は日本では初披露だったそうで、

気に入ってて何度も動画を見てたから、そうなのか~と思ったけど、

いや、EXOも大人になりました。

 

そしてSJが登場して、なんかそんな予感はしてたんだけど、

予想以上の「重量感」でびっくりしました。

20代と30代ってこんなに違うか?と思うくらいの圧倒的威風堂々。

でも、最初にNCTがキレキレのダンスを披露したせいか、

そのあともみんなすごくダンスが切れてて、

その勢いは開演後3時間近くなっても保たれていました。

みんな数曲だし、出し惜しみしないで踊ってたし。

 

2曲目は初期の「U」。

ミイナだと思っていたからちょっと拍子抜けというか驚いたけれど、

途中で花道を歩きだしたお兄さんたちは、まるで「軍団」で、

威圧感半端ない。

いろいろあって、男の子も大人になるのだろうけど、

韓国では間違いなく兵役に行って大人になるのだ。

 

大人になって、色気だけでなく、イトゥクのようなけれん味も、

シウォンのような貫禄も身につく。

コメントは時間がないため巻き巻きだったが、

かっこよく「ソリソリ」を、珍しくオリジナルバージョンで踊って終了。

 

時間制限のため、

いつも最後は1曲ずつ怒涛のセトリがあるのだが、

東方神起のステージで終了。

初日をきっちり3時間半で締めてみせました。