4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

妖精から男へ

8月12日の天気予報は、1週間くらい前は台風10号直撃だったのに、

台風が予想進路を大きく外れたために、ムシムシと暑い天気に。

京王線飛田給駅から武蔵野の森スポーツプラザへのまっすぐな道は、

めまいがするような強い日差しで。

1年後にここやすぐ隣の味スタでオリンピックの競技をやると思うと、

この暑さでマジで?となんか信じられない感じ。

 

テミンのジャパンツアー最終日は、お盆休みの3連休の最終日。

前はお盆にライブをやるのも嫌がられていたけれど、

若い人が増えたせいか最近はあまり言われなくなった?

 

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スタンド席だよ~と聞いていたので、あまり期待しないで行ったのだが、

すわってみたらステージの真横。

しかもステージの両脇がなく、真ん中がせり出しているので、

本当にすぐそこにステージがある感じ。

最近「真横」が多い。なんだろう?そういうめぐりあわせなのか。

他の会場だったら完璧に見切れ席だろうけれど、ここはなかなか眺めがいい。

 

私の大好きな「Tiger」から始まって、

アンコールの最後は私の大好きな「Danger」だった。

曲の間のインターバルもすごく短くて、

とにかく踊り続けるテミンに、いつものことながら見ているこっちがハラハラする。

序盤で、センターステージでのダンスの後、暗転がなかなか終わらなくて、

テミンに何かあった様子。

もしや怪我でも?と不安な空気が流れたが、どうやらイヤモニの不調だったらしい。

 

他のライブの時は、1週間くらい前からCDを聞いたりして「予習」するのだが、

テミンの時はあまりしたことがない。

なぜかというと、テミンの曲はテミンの踊りがセットなので、

音だけを聞いていてもなんだかピンとこないからだ。

なのでいつものことながら、知らない曲、聞いたことがない曲もいくつかある。

だけどテミンが踊るのを目の前で見ていると、音はどうでもよくなっちゃうんですよね。

セトリもよく思い出せないし、

衣装とか、どのステージで踊ってたかとかは思い出すんだけど。

 

構成のメリハリをつけるために(テミンのお休みタイムのために)、

中盤にバラードの時間があるんだけど、これがまた曲が頭に入ってこない。

まあ、歌って聞かせる子じゃないので、それはいいとして。

 

たとえばイェソンには、ずっと歌ってて、踊らなくてもいいから。

(でも踊りたければちょっとは踊ってもいいけど)

と私が思うのと、

テミンに、ずっと踊ってて、歌わなくてもいいから、

(でもバラードも歌ってみたかったら、ちょっとはいいよ)

というのと同じなんだ。

 

でも踊り続けるのはできないよね

 

中盤に「エロいのがあるから」と隣のCちゃんが言うんだけど、

それは檻のような囲いの中で女性2人と踊る「Slave」という曲で、

シチュエーションは確かにエロい。

 

新曲の「Famous」しかり、25歳のオトコ・テミンは、

妖精から生身の男への変身と遂げようとしているかのよう。

こっちは年齢が倍くらい違うので、

そんなのを見せられても、「ふぉっほ~ん」とか思っちゃうわけだが、

ちょっとかわいい年下の子くらいに思ってた年齢層には、これはちょいと刺激的なのでは。

だって自分もそれに負けない色気を要求されるでしょうから。

急に「かわいいテミン」に置いて行かれるような気持ちになるかもしれない。

 

いずれ兵役に行って帰ってきたら、

2年間も男まみれの中で過ごすことで、どんなに変化するのかを想像したら、

その手前で、こうやって妖艶な男を見せることは必要な階段なのかもしれない。

 

先日SMTOWNでも披露した「Famous」は、あの大きな会場で、

視線だけできゃあと悲鳴をあげさせた曲だし、

テミンはそういうファンの反応を、今すごく楽しんでいるかもしれない。

そういう風に踊れるということは、取ってつけたものではなくて、

もともと引き出しのどっかに持っていたものだろうから、

それをちょっと引っ張りだして見せただけなのに、と思っているかも。

(引っ張り出したのは梨乃さんかもしれないが)

 

トークの時は(日本語のせいなのかもしれないが)、

いつもの天真爛漫なテミンにすっと戻る。

でも、毎回(1年に1回くらい?)会うたびに、

どんどんこっちの精神年齢を追い越しているような気がする。

 

テミン、きっと大人になるの、早いよ。

それは年齢のせいというより、仕事のせいとか、

自分が置かれた立場のせいなのかもしれないし、

やっぱり兵役までの残り少ない時間で、その先も見据えた上で、

達成したいことがいろいろあるからっていうことなのかもしれない。

少なくとも「30歳になってまだ自分探しをしている」っていう日本の子たちとは、

ちょっと違う環境にあることは確かだ。

 

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夏のツアーなのに、

最初から最後までテミンの衣装がものすごくきちんとしていて暑そうだった。

シャツのボタンも首元までしっかり止めるようなものが多くて。

あのぴっちりしたパンツを、あの短時間で着替えるのも大変そうだな~と思ったり。

でも、夏には、女の正装はどんどん布地が少なくなり(露出が増え)、

男の正装は、首元も手先も足元もきっちりしているものだ。

露出するよりも、見せないほうが色っぽいというのは日本的だと思う。

たぶんそれは日本の演出だから。

テミンにまとわりつくリボンや汗で張り付く布、ジャケットのいかにも窮屈そうな感じが、

かえってテミンの動きの美しさを強調していた。

 

 

次にテミンを見るのは、もう一度ソロなのか、SHINeeなのか。

かなうならば、もう一度、ソロを見たいな。