4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

スパショ4!

東京ドームの22番ゲートは一番広い広場に面したところなので、

ここで待ち合わせをする人は多いと思うけど、

多分満員になるなっていうイベントの時はここは避けたほうがいいと思う。

もしくは22番ゲート前には、ジャイアンツの原監督以下、

レギュラー選手の写真を飾った太い柱があるので、

「原監督の柱」とか、「背番号2の選手の柱」とか約束をしたほうがいい。

…っていうことは前回行ったときにわかっていたんだけど、

今回もついうっかり「22番ゲート」という待ち合わせをしてしまって大変なことに。

SS_4

55,000人の荷物チェックとペンライトの手渡しがあるので、

入場も大変だ。土曜日も開演の17時までに全員が入りきらなかったらしい。

SS_2

2階席の私の席からの眺めはこんな感じ。

チケット代についてくるペンライトとともに。

ステージからは遠いけど、花道やトロッコが通る道が全部見渡せた。

スパショという大がかりなステージを見るにはいい席かなと思う。

13日の2回目の公演は4時間を超え、37曲(?)を披露する、

終始盛り上がって、SJのエンターテナーぶりをいかんなく発揮してくれて、

席が近いとか遠いとかは別として、

この広いドームの会場全体を楽しませてくれたショーだった。

会場も本当に大きいけど、ステージも大きく、

そこを縦横無尽に走り回るメンバーたちも元気よく、

ペンたちの声援も怒涛のようで、すばらしかった。

2階席の足元が揺れるんですよ~。怖かった。

怖かったので、揺れがわかんないように、こっちも体を揺らしていないとダメで。

SS4_3

ペンライトがつく前に比べて、会場の照明が落ちてペンライトが一斉についた後が別世界のようでした。

開演時はまだ外が明るくて、ドームの天井も白かったのが、

日が落ちて暗くなると、だんだん海の底に沈んでいくように青も深くなっていって。

今まで本当に会場を埋め尽くす色を見たのは

JYJの赤、SS501のグリーン、FTIslandのイエロー、BEASTの白くらいだけど、

この日は入場者全員に同じペンライトが配られたせいもあって、本当に美しかった。

会場のファンまでもが舞台演出の役割を担うっていう意味では、

十分なくらいその効果があったと思う。

なにより、「アンコール!」という声とともに、1塁側から巻き起こってきたウェーブの時は、

この青一色がとても効いて、本当に波のように見えた。

ステージ上でアンコール曲の「Sorry Sorry」のスタンバイに入っていたメンバーにも見えたはずで、

「さっきのあれ、もう一度見せてください」というメンバーからファンへのアンコールがあって、

今度は大波、小波、いくつもの波が1階、2階のスタンド席に湧き上がっていた。

(この時ばかりは、ペンからは羨望の的のアリーナ席もちょっとばかり残念だったでしょう)

ダンス曲あり、バラードあり、コミカルなショーあり、

大がかりな映像やレーザーショー、噴水や火、花火など、

コンサートというより、文字通りの「SHOW」を見せてくれたSuper Junior。

この大きなステージには9人という人数だからこそできる演出もたくさんあったし、

時にはたった一人で55,000の視線を集めるようなステージも見せてくれた。

日本では正式に活動していないSuper Juniorだけど、

日本のファンだけが彼らにしてあげられることがあった。

それが「東京ドームをいっぱいにすること」だったんじゃないかな。

「日本には東京ドームよりもたくさん人が入れるサッカー場があるそうですね」

シウォンが最後にそういって、次は国立競技場?ということをほのめかしたけど、

それは日本のトップアイドルへの挑戦状に他ならないだろう。

国立、あんまり賛成できないけどなあ。

4月でも結構寒かったし、雨でも降ったらたまんないし。

イェソンペンの私は、彼のソロをもちろん楽しみにしていたんだけれど、

昨日はリョウクの声がとてもよかった。

KRYとして歌唱力という点では評価されていると思うけど、

キュヒョンの低音、イェソンのハスキーに対して、とても甘い声で、

昨日はちょっと認識を新たにしました。

土曜日の公演を見た友人は、「ウニョクにはまった~」と言っていたけれど、

やっぱりダンスがかっこいい人と歌のうまい人のはナマを見ると全然違うのだ。

昨日のウニョクは曲がR&Bっぽい「ANSWER」だったので、

よけい大人っぽくかっこ良かったですが。

土曜日に腰を痛めたというシウォンは、遠目でも歩くのがつらそうな場面がいくつもあったけど、

スポットライトを浴びる場面ではそんなそぶりも見せず、最後までステージを務めていた。

開演前はもしやシウォンの出番が減るのか、最悪でないなんてことがあるのかと気をもんだけど、

やっぱりかっこいいシウォンが見られてよかった。

東京ドームで連日の公演を行った海外アーティストは、

これまでにマイケル・ジャクソン東方神起だけなのだそうだ。

その列に昨日Super Juniorが並んだ。

東京ドームで公演をするには、集客力が絶対だけど、

あの広さを効果的に使う演出力や構成力、舞台装置はもちろん、

55,000人を相手にして負けないアーティスト自身の力も必要なのだ。

マイケル・ジャクソン東方神起も生演奏というライブならではの迫力を味方にしたけど、

スパショの舞台にいるのは9人のメンバーだけ。

彼ら一人ひとりが違う個性をもったアーティストとして、

時には自身が楽器になり、舞台装置になり、

舞台のあちこちで会場との絶妙な間や空間を作って、4時間を楽しませてくれた。

「OPERA」 by Super Junior

ところで東京ドームは本来は野球場なので、ペットボトルの持ち込みは禁止だけど、

売店でビールを売っている。

遠い席だしビールを飲みながらSuper Juniorを見るのはいいなあと思ったのだけど、

4時間と聞いていたので、どこでトイレに行くかはとっても問題とあきらめた。

同じ公演を何回か見るチャンスがあったら、1回やってみたい。

バルコニー席が当たればできるかな。