日曜日にさいたまアリーナで知り合ったSSファンには、
どういうわけかマンネファンがいなかった。
あいさつ代わりのように「誰ペンですか?」と聞かれ、
「リダ」と答えたのだが、
「ここはヨンセンペン優勢なんですよ~」とかで。
リダペンには変わりないのだが、
最近特にソロ曲のMVを見るとどうもマンネにおちそうになる。
もちろんリダのソロに関してはいろいろ言ってみたいのだけど、
どうにも言葉が見つからないというか、
なんかこう、どうにか表現してしまってはもったいないというか。
SSの5人それぞれの魅力は、どうやら一瞬でわかるものではなくて、
あとからじわじわとやってくる。
彼らは次々と新しい曲を出したりしないで、
とことんファンをじらす。
意図してやっているのではないにしても、
そこそこのタイミングで、何かをし始めるから、
いずれファンのほうもそのペースに慣れっこになる。
自分たちを無理にアイドルと言うベールに包まない。
コメント1つをみても、正統派アイドルとして正しい場合もあるし、
とてもそうは見えないときもあるし。
そうやって時間をかけているうちに、
SS501というなんだかほんわかしたムードに慣れ親しみ、
各人のそれぞれの個性に引き込まれてしまうのだ。
あとからこうやってじわじわくるもののほうが強いし、長続きする。
SS501は永遠に5人で1つ。
そういいながら、勝手にあちこちに向き始めている。
偶像なんて一気に壊れる。
すさまじい音を立てて壊れる。
それは土台からまっすぐの高い塔を立てようとするからで、
所詮はファン心理なんていう不安定なものの上に立ってるものだからだ。
積み上げるスピードはなくても、根をあっちこっちに張っておくと、そう簡単には崩れ落ちないもの。
しょうもないといいながらも、いったんくっついたら離れられない関係みたいなもんだろう。
それぞれの個性がわかり始めても、リダペンには変わりはないのだけど(何度も言うが)、
今はヨンセンのかわいさもわかるし、キュジョンのたまらないところも見つけたし、
最近ジョンミンに対するくいつきもかなりいい。
でも、リダなんだなあ。わかんなけいど。
で、マンネ。
かっこつけて歌い踊るときと、トークで全然かみ合わないときの落差の激しさがあまりにすごくて、
かえって目を離せなくなってる。
かっこいい男になりたいんだろうなあ。
おそらく本人はそうとうなってると思ってるんだろうなあ。。
遊び人に見えるような男が、本当は一番ウブだったりするもんで、
女が男のこういうところに惚れるなんて、頭で思ってるうちはまだまだだ。
女は(男も)自分がいけてると思うのとは違う面に食いついてきたりするんです。
恋愛は理解じゃなくて理科なの。化学反応が起きないと。
どう?ぼく、かっこいいでしょ?というのが表に出ているうちは、
恋愛についてはヨンセンに相談しなくちゃならないだろうね。
でも私はマンネが幅広く一般に愛されようとするんじゃなくて、
ピンポイントで勝負かけてきたら、けっこうすごいと思う。
それまでは、どうにも分かりあえない恋愛をくりかえすといい。
この曲のように。
「火星男金星女」 by Kim Hyung Jun ft.MISO
私けっこうこのぐずぐずの歌を歌うマンネ、好きだけどなあ。
それにしてもこのCD。
マンネのプロジェクトシングルと銘打ちながら、
3曲のうち、あとの2曲は別々の女性歌手の曲っていうのが、とっても不思議なんですけど。