民族衣装が似合うというのは、
その国(民族)においてはとりあえず「美男」なんだと思う。
いまはどうあれ、昔はみんなその格好をしてたわけだから、
似合うも似合わないもなかったと思うけど。
(ヘアスタイルも一緒だし)
衣装が同じだと、中身というかもともとの造作が非常に際立つわけで、
顔かたちだけじゃなくて立ち居振る舞いとか、しぐさとか、
声とかそんなものの違いが大きく「魅力」を左右する・・・はず。
みんな同じ制服(っぽい服)を着ると、
みんな同じにかわいく見えるというのは大きな誤解であって、
かわいい子がよりかわいく見え、
賢いという内面がより顕著になるだけだ。
ユチョンが史劇をやるって聞いたとき、
いつもの服装や雰囲気から、あんまり韓服は似合わないんじゃないかな?と思ったけど、
画像があちこちに出てきて、意外に似合うのにびっくりした。
やっぱり韓国の男の子だね。
韓服、よく似合う。
日本人と韓国人は欧米人から見れば外見では見分けがつかないと思うけど、
どっちの国の人もサムライの格好と朝鮮王朝の両班の格好と
両方似合うかというとそうではないと思う。
不思議なことに、サムライはやっぱり日本人がやったほうが格好いいだろう。
日本人の俳優でも、やっぱり若武者姿が似合うのはいい男系の俳優だ。
それも位の高い役ほどいい男が似合う。
いわゆる「殿様顔」というか。
これまで予想外に韓服が似合って驚いたのは過去2回。
ヨン様が映画「スキャンダル」をやったときと
キム・ジェウォンがドラマ「ファン・ジニ」の役の格好をしたとき。
ユチョンで3回目。
(そのほかの俳優だって韓服の似合う人はいるけど、それは予想の範囲内だっただけ)
武家姿のちょんまげ頭も、現代のヘアスタイルとはかけ離れてるので、
いきなりカツラをかぶられるとものすごく違和感があるはずだけど、
お?りりしいじゃない?と思えるのはたいていどこかに日本風の味わいを残した顔だからだろう。
朝鮮王朝時代のあの頭の痛そうなハチマキも、ハンパなかぶりかたの帽子も、
韓国の人がやるとなんとなくサマになってる。
そういえばホァン・シャオミンのチャイナ服姿も素敵だ。
時代劇の格好が似合うというのは、どこの国でも俳優にとって得な才能のひとつだと思う。
それも殿様や奥方様、王子様やお姫様ができるかどうかというのは、
単なる美しさだけじゃなくて、もっている品とか、
そういうなかなか訓練では身につかないものにも左右されるし。
現代劇よりも時代劇のほうが役に合うか合わないかは、
演技力以上のものが大きいと思う。
それに時代劇をやると昔の所作とか言葉遣いとかそういうことを訓練させられるし、
そこにもともともってるその民族特有のなにかが、
無意識にあらわれるんじゃないか。
でも韓服も見れば見るほど不思議な服だなあ。
SS501では韓服が似あうのはまちがいなく、キュジョン君と思うけど。