4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

俳優と歌手

リダが俳優活動をすることについて、

賛否両論ある・・・らしい。

おそらく、もともとのK-POPファンからの拒否反応が多いのだろうということは想像がつく。

もともと韓ドラファン、SS501のリダじゃなくて、

ユン・ジフで初めてリダを知ったって言う人はあんまり違和感ないかも。

長く韓ドラを見ていて、K-POPファンになってみると、

両方のファンの温度差の違いというか、

思い入れ方の違いを、いろんなところで感じる。

リダはたくさんのSS501ファンをもち、

これからたぶん韓ドラファンを増やしていくだろうから、

もしかしたら本人が一番、

その違いを直に感じることになるかもしれないなあ。

韓ドラファンは基本的にドラマや映画でラブシーンやろうと平気です。

っていうか、それなしでロマンチックなドラマはありえないし。

思い切りドラマにはまるには、

限りなくドラマチックで素敵なシチュエーションを期待し、

ありえないくらいのセリフをつけてくれ~と思う。

リアリティがありながら、現実離れしてるという相反することを、

ドラマファンは期待する。

すごくかっこいい役のこともあるけど、すごく悪い人の場合もあり、

イケナイ人だったりする。

とってもいやなやつで、ひどい目にあったり、殴られたり、捨てられたりもする。

あるときは泥沼に埋められたり、血だらけになったり、

変な女にものすごく惚れていたり、言い寄られて困っていたりする。

思わず「やめて~」といいたくなるのは、かわいそうな目にあうときだ。

だが、そのくらいのめり込めればドラマとしては成功だろうし、

演技力もオッケーなのだ。

歌手たちは、現実ではとても口にしないような言葉を、

音楽にのせていくらでも言うけど、

基本的にステージでキスシーンなんかしない。

女性ダンサーと密着して踊るのがせいぜいで、

目の前でマジでいちゃいちゃされないから、ファンは幸せだ。

その甘い言葉の向かう先をいつも自分に置き換えられる。

そしてファンの前に現れるときは、いつも「同じ名前」。

歌うたびに、違う名前で出る人はいない。

歌っていないとき、MCをしたりトークをしたり、

後ろで他のメンバーや歌手たちと楽しそうにしているときも、

基本的に「同じ名前」、つまり「同じ人」。

歌手として知られていくうちに、

この人はこういうキャラ、というのができあがってくる。

ファンは細かいしぐさや言動から、

「意外な一面」を見つけだすのが大好きだし、

それはおそらく、本当の姿とまったく同じとはいえないまでも、

全然違うということもないんだろう。

特にアイドルたちの公と私の境は本当にあやふやだ。

俳優たちは、公(演じているとき)と私(演じていないとき)がはっきりしている。

俳優にとって、素というか、演じていないときの自分を知られるのは、

演技することに対してプラスよりマイナスが多いんだと思う。

なので、俳優はプライベートをあまり見せないのだろうと思う。

俳優がキスシーンを演じるのは本人じゃなくて、

別の誰かを演じていると思うから平気なんですっ!

平気、という言い方はおかしいな。納得してるというか。

(お仕事、お仕事・・・と言い聞かせる自分がいる)

でもたぶんリダファンは、いままでのように何をやってもリダが~と思うから、

すごく違和感があるのでしょう。

その違和感を払拭しなければならないのだから、

彼が自分に課したハードルは高い。

そうえば、T.O.Pがイ・ヒョリさんに舞台上でホントにキスしたとき、

テレビを見ていたイ・ヒョリファンのリダは、怒ってリモコンを投げつけたと言っていました。

く~、それってわかるなあ。

イ・ヒョリイ・ヒョリで、T.O.PはT.O.Pだもんね。

2008 MKMFより Lee Hyori & BIGBANG Performance