4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

5つの声

「Let me be the one」はどうしても、

2010年のドリームコンサートを思い出してしまうというファンも多いと思う。

MVのせいもあるかもしれないけど。

聞いたら胸がつまる、というか。

ダンス曲と並行してバラード曲を発表してきたSS501にとっては、

「Never Again」とか「Again」とか、

ハーモニーのきれいさを生かしたいい曲がいくつかあるけど、

これを初めて聞いた時には、

あ、なんか一段上に上がったかな?という感じがした。

それまでは「うまく歌う」ということが大事だったようだけれど、

「Let me be the one」では気持ちがこもっていたというか。

そういう時期のレコーディングであったせいもあるかな。

日本ではよく「芸の肥やし」という言葉を使うけれど、

その人のいろんなことが重なって、熟成されて、昇華されて、

何かを生み出すっていうか、

歌唱力だけじゃ越えられない何かっていうのはあると思う。

人の目についた時点で、持って生まれた何かを持っているとして、

評価された時点で、それまでの努力を認められたとすれば、

それ以上の何か、を感じさせるものは、

芸に対する「欲」なのかもしれないし、

乗り越えた苦難の度合かもしれないし、

それこそ本当に通り過ぎた恋愛の数なのかもしれない。

ミニアルバム「Destination」には、

この曲のAccoustic Versionっていうのも入っていて、

これがなかなかいい。

「Let me be the one」 by SS501

この曲も「Love Ya」同様、日本で聞けることを待っていたけれど、

この前、マンネがコンサートで歌っていた。

5人の声の持ち味が生かされていて、

この5つの声は本当にほかのグループにはないなあ、と思う。

Steven Leeさんはマンネの声がお気に入り、という話もどっかで聞いたことがあるけど、

マンネはソロになってから彼の曲を使いませんね~。