4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ああ、すっとした!

ようやく、ようやく~!

昨年の9月22日にSHIBUYA AXで何が起こっていたのかがわかった!

ヨンセン君のDVDが届いて、ようやく全部を見ました。

うちの40インチのテレビで~。

マメ粒どころか頭くらいしか見えなかったあの日とは別次元だわ。

ほとんど何も見えなかったあの日。

ステージの上はこんなだったんだ~と。

ヨンセン君はおろか、バンドのみなさんも全然見えてなかったし、

胸のつかえがおりるというか、

溜飲が下がるというか、

要はすっとした。

すっとしたと同時に、

ライブはライブで、DVDはDVDだなあと改めて思う。

あの日の臨場感はやっぱりそこにはない。

DVDではマイクを通したヨンセン君の声をよく拾っていて、

会場の声は程よく消されていて、

(というか演出効果があるときだけ、響くように調整されていて)

私があの日、会場の後方で背伸びをしながら感じた、

曲が変わるたびにおこったざわめきや歓声とか、

バラードでヨンセンの声がアドリブを聴かせるときにでたため息とか、

みんなが飛び上がって起こっていた床の音とかは、

まったくしないから。

でもライブでは絶対に見ることのできない、

小さなしぐさとか、

高い声を出すときの表情とかまでDVDでは良く伝えていて、

どっちのほうがいいとは言い切れないような。

中盤の「とぎれた夜をつないで」の途中で歌えなくなったヨンセン

そのあと登場したときに「ありえないことが起こった!」

と言ったはずだけど、そこはカットされていた。

歌えなくなった曲そのものをカットするんじゃないかと思っていたので、

それくらいはまあいいとしようか。

画面では歌いながら泣いてしまったようには見えなくて、

「のどの調子が悪かった」とあとから出たように思うけど。

そういえばヨンセンが自分で「ありえない」というのは、これで2回め。

1度目はキュジョンと一緒のファンミで、

歌の前に流れた映像をみていて笑ってしまったので、

次のバラードに感情移入できずに音を外したとき。

「バラードで音を外したことはなかった」と言っていた。

音を外さないアイドルに、日本のファンは驚くものですよ。

DVDをみて、もうひとつ気づいたのは、

ヨンセンって、汗をかかない」ということ。

1曲で汗だくになるリダを見すぎたせいかもしれないけど、

歌っても踊っても、ヨンセンの顔に汗はおちない。

そういう体質なのか、よほどリダの新陳代謝がいいのか。

リダが、「ヨンセンは声がいいのだから、わざわざダンスを踊って汗をかく必要はないのに」

といったことがあるけれど、

ダンスを踊っても汗をかかないなんて!

女優は顔に汗をかかない、というのは聞いたことがありますけど。

それから、ミュージカルの経験はやっぱり大きかったということ。

特にバラードの時にそれがよく出ていて、

歌を表現することが体全体でできるようになったんだ~と思った。

おなかから声を出すようになって、

声も以前より太くなったように思うし、

顔の表情から手の動き、足の運びなんかがミュージカルスターでした。

JYJのジュンスもミュージカル以後、

表現がオーバーになったかなと思ったけれど、

それはやっぱり曲の表現力という意味ではすごく良くなったと思うので、

ヨンセン君も「三銃士」は正解でしたね。

舞台の端から端まで、下から上まで、

お客さんにどうアピールするかっていうことがわかったんだと思います。

それはアンコール後の、

ミュージカル風のあいさつにも表れていたね~!

ライブではまったくその表情もダンスも見られなかったけれど、

一緒に見ていた友人たちと、

「ライブよかった」「また行こう!」「DVD、絶対買う!」

と思わず言い合ったことの意味がようやく分かりました。

私たち、あのライブ、というかヨンセン君の歌に感動したんだよね。

Rockからバラードまで、アイドル風もミュージカル風も、

多彩なステージでした。

で、このDVD見て、

やっぱりヨンセンのミュージカル、見に行こう~と思うのでした。

「Maria」 by Heo Young Saeng