4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

自分のものにするということ

どこかのグループ(素人)がJYJの曲を練習中、という話を聞いて、

「JYJの曲って、ほかの人が歌っても良く聞こえるのかな?」

と思ってしまった。

「Ayyy Girl」とか「Mission」とか、

あれはJYJが歌うから良く聞こえるんじゃないかな?

ほかの歌手が歌ってもああいう風にかっこよくは聞こえないと思うけど。

曲そのものがいいという場合と、

その歌手が歌わないとよく聞こえないという場合と、あると思う。

いろんな人にカバーされて歌い継がれていく曲は名曲とは思うけれど、

その歌手の歌い方でしか残らない曲ってうのもあると思うから。

ジュンスが歌うと、とてもいい曲に聞こえる歌というのもたくさんあると思うし、

ドームで歌った「みんな空の下」なんかは、

あれでオリジナルの曲を聞いてみようと思う人はあんまりいなかったんじゃないか。

もう、ジュンスの歌い方、それだけで胸がいっぱいだし、

ジュンスが歌うのだけを繰り返し聞きたくなるような。

(そもそも私、元歌を聞いたことがないし)

ユチョンのもジェジュンのもそうかもしれない。

おんなじことを、Super Junior K.R.Yが「ハナミズキ」を歌ったときにも思いましたが。

John-Hoonが出したようなカバーアルバムを、

ジュンスにも出してもらいたいかな~。

なので、JYJのアルバムに入っている曲も、

どれもみんな好きだし、いいと思うけれど、

あれ、ほかの人が歌ったらどうなの? と思ってみた。

というか考えられないかも。

「成均館スキャンダル」のOST曲は、

音楽ディレクターか誰かが、ほかの人のために作ったけど出さなかった曲を

彼らに歌わせてみたらすごくいい曲に仕上がったという話を、

どこかのインタビューで見たことがある。

「君には別れ、僕には待つということ」 by Kim JeJung

この曲は当初「K」という歌手が歌っていたのだけれど、

どうやらあとからジェジュンが収録したらしい。

OSTには両方がはいっているのでめずらしく聞き比べができる。

Kの歌い方も素直で、このドラマの青春っぽい雰囲気によくあっていると思う。

「君には別れ、僕には待つということ」 by K

歌い方、声によって同じ曲がこんなにも違って聞こえるかな?という見本みたい。

K、すごくうまい歌手なんだけど。

ただ、ジェジュンの歌い方は切ない。

ジェジュンが歌って、この曲は単なるドラマのOSTという付属的な役割、

ドラマのキャストたちの心情を盛り上げるためにつかわれるという役目を、

簡単に超えてしまったように思う。

自分のものにしちゃった、ということですかね。

いい曲は誰が歌ってもいい、ということの反対のこと、

うまい歌手は何を歌ってもちゃんと自分らしさを表現できるということなんだろう。