JYJのコンサート、東京ドームを2日間見て、
平日だし、私自身もとても忙しい中だったけど、
その分テンションの高いまま一気に2回の公演を見た、という気がする。
とくに2日目は開演が17:30と、平日のライブにしては信じられない早い時間で、
最初のコメントまでに席に着ければいいかなと思っていたのが、
どうにかこうにか少し遅れた開演に間に合うことができた。
セトリのわからない初日とわかっている2日目では、
空気というか緊張感が違うのはいつものことだが、
ほかのどの公演も今回のJYJほどではなかったんじゃないかと思う。
ま、それは最後の「Begin」のせいだけど。
2日目が初日よりもすごく良かったかどうかといえば、そうでもないと思うんだけど、
では初日のほうが良かったかといえば、そういう風にも思えない。
おそらく初日に向けて完成度を高めていたと思うし、
やってみてだめだったら変えればいい、という気持ちは彼らにはなかった思う。
みんなどうせ明日も見に来るんでしょ?というところは微塵もない。
まさにこのツアーのテーマというか、「一期一会」の機会、
ようやく、ようやくめぐってきた東京ドームのコンサートというものが、
どれほどの重みを持っていたのか。
今回は新しいアルバムを出したあとなので、
もちろんその曲はたくさんあったけど、ソロ曲も日本語曲もたくさんあって、
特に日本語曲の選曲は、単に好きな曲だということを超えて、
コメントでは伝えきれないメッセージをこめていて、
一人ひとりがどうやって「一期一会」というテーマを表現しようかということが、
聞いているこちらの身にしみてくる。
JYJのライブをいつも軽いノリで楽しめないという理由はそういうところにあるし、
また、軽いノリであればすぐにいつもの日常に戻れるのに、
いつまでもいつまでも余韻を残してしまうという理由もそこにある。
ファンの数が多ければ、東京ドームでコンサートができるって言うものでもないなあ、と改めて思う。
あのセンターステージに立って、半径どれくらいまでを惹きつけられるかというところが勝負なのかな。
声が通るとか動きが派手だとかいう以上に、
存在感みたいなものが必要かもしれない。
私が今まで見た韓流スターのなかで、あのステージで一人でスポットライトを浴びて、
会場中がため息をついたのはヨン様だけで、
拍手が鳴り響いたのはジュンスだけだ。
絶叫や歓声がおこるのは、ドームでコンサートをやるほどのスターならフツウのことだとして。
「Valentine」 by JYJ in TOKYO DOME
3人で踊るときは、3人で合わせることも必要なんだろうけど、
これは別々に踊ったので、それぞれに個性的だ。
ジュンスのキレっキレのダンスがかっこいいし、
ジェジュンのサイドステージは私の目の前だったので、視線の魅力も衣装の妖艶さも堪能。
でも意外と全身を隠しているユチョンが色っぽい。
こういういかにもなステージ衣装は黒とか白が多いのに、紺だったことも新鮮だった。
(台湾では白だったらしいが)
この紺の衣装のラスト数曲は、ダンス好きの私にはたまりません。
「Back Seat」はバラード風なのに、けっこうハードはダンスをつけたのがすごいと思う。
なにしろ、椅子を使ったダンスはいい!
日本語の新曲。
JYJは3人では何を見せるべきか、よくわかっている。
しかし、なかなかセクシーな歌詞だ。
カップリングされる「Back Seat」の日本語歌詞も気になるところだけど、
日本では「19禁」はないから、どれくらい売れるのか楽しみ。