ピニの新曲を布袋さんが作るというのは、
どれくらいのニュースになるんだろう?
「Dilemma(ジレンマ)」というタイトルを聞いた時、
そういえば最近ジレンマっていう言葉を聞かないなあと思ったけど、
今どきの子は、この言葉を知ってるのだろうか?
この曲では「ああ、もう、むかつく」くらいの意味だと思うけど、
大辞泉によれば「二つの相反する事柄の板挟みになること」なんだそうな。
ま、ここでの「相反する事柄」は、
ホントは押し倒したいけど、ぐっと我慢して相手が折れるのを待つ、
くらいのもやもやでしょうが。
歌詞も本当に日本人が作ったっぽい。
よく聞くと、「君がよりかかる、壁に手をついて、もう逃げられない」と、はやりの壁ドンも入ってる。
調べたら、ROMEOの「Hide and Seek Love」の作詞者だった。
「くちづけ」という言葉の発音はとても難しいと思うけど、
その辺は容赦なく入れられている。
ああ、似てるかも。
いや、布袋さん提供曲だから、ここは歌詞より曲かな。
リダの「HEAT」の時も思ったけど、
やっぱりK-POPとJ-POPは全然違う。
(B'zも布袋さんも、厳密に言うとROCKだけど)
リズムの取り方だろうか、これは明らかに韓国の曲ではないと思える。
そして少し懐かしい感じもする。
K-POPは背後に聞こえる重厚感のあるリズムが特徴的だけど、
日本の曲はそのリズムの前にちょっと間がある。気がする。
(よくわからないけど、逆か?)
そしてメロディラインはけっこう難しい。
強い曲だけど、K-POPでいう強い曲とは違う。
ROCKで踊るっていうのは難しそうな気もするけど、
ピニは難なく踊っている。
K-POP特有のフックソング的なところは「ジレンマ、ジレンマ」を繰り返すところがそうだけど、
ギター演奏のせいか、機械で作ってるという感じがしないのはさすが。
「HEAT」はけっこうB'zファンも巻き込んだと思うけど、
これは布袋ファンを巻き込むのだろうか?