4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

少年と大人の間

SHINeeの新曲、MVがもう出ていて、

あれ?発売はドーム公演の直前だったと思うけど、と思った。

韓国式のカムバックまでじらしながらちょっとずつ見せるやり方に慣れちゃっていて、

日本のやり方を忘れてたみたい。

新曲のリリースは3月11日。

でも、ネット上ではもうMVはフルで公開になっているし、

メンバーもラジオなんかに出ていて、曲紹介もしているし、

曲も流れている。

韓国ではカムバック1週間後の歌番組のチャートが勝負。

音盤だけでなくダウンロードなどの数字も合算されるので、

以下にインパクトのあるカムバックをするかどうかが決め手だ。

日本では発売日までにどれだけあちこちで宣伝して、

当日出荷分がどれくらいかというオリコンチャートが勝負。

「Your Number」 by SHINee

これ、曲調はJ-POPっぽいけど、

ダンスはキレッキレのSHINeeらしさがよく出ている。

日本では20歳そこそこの男の子にあまり色っぽさを追求しないせいか、

彼らが韓国で見せている(あちら風の)「男らしさ」をちょっともてあましているようにも見える。

トンもSJも、ここのところMVではモノトーンの雰囲気をたくさん使っていて、

なんとなく、またか、という感じもするけど、

SHINeeは若くて細いのでとてもシャープな感じがする。

お兄さんたちが「キヨミ」的なかわいさをそろそろ拒否し始めているので、

ポップとシャープが共存するような過渡期的かわいさを持つことで、

アイドルとしてはこれからが黄金期なのだろう。

この「共存」っていうのがカギではないかと思う。

いきなりおじさんにならずに、どれくらい少年と大人を行ったり来たりできるか。

いつまでも子どもっぽいとか、若ぶっていると言われずにいられるか。

それはなかなか難しい。

子どもだと思っているうちに、ちょっとハッとするような大人を感じるころが、

たぶん一番好きだから(世間一般的にも?)。

それにしてもトンやSJの86年生まれのダンス・ヒョンたちがこぞって入隊するので、

日本での「コリアン・ボーイズ・ダンス」の空白はSHINeeとINFINITEが埋めるのかな。

ワールドツアーを終えたピニのドーム公演もそう遠いことではないように思う。

EXOというのはどうもメンバー構成的にもあまり日本には軸足を置かないような気がするんだけど。

SJと同様、活動なしで大きな公演をやる感じかな。