4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

初ドーム

今思うと、あれが最後になったというのは、

後から思ってもどうしようもないことだけれど、

これが最初というのはチャンスがあれば立ち会うことができる。

昨日、SHINeeの初東京ドーム公演というのはいろんな意味で、

なかなか感慨深い公演だったと思う。

公演は昨日と今日の2日間なので、

今日は「2日間やり終えた感」があるかもしれないけど、

初日の緊張感というのは、また格別。

最近、SJやBBの「余裕の東京ドーム」を見ていたのでなおさらかも。

それと5人のダンスグループのドーム公演を見るのは初めてかも?

SMとしても5人の東方神起のドーム公演以来の5人グループのドーム公演になる。

昨年中のホールツアーの続きというかスペシャルバージョンとしてのドーム公演だったので、

ホールツアーとどれくらい変えてくるのかなというのが興味深かったけれど、

1曲目の「Everybody」からセトリも全く変えてきて、

このドームツアーがいつ決まって、いつから用意されていたのかわからないけど、

ホールツアーが終わって3ヶ月でまったく違うステージを仕上げてきたのだから、

そこが一番の驚き。

ドームほどの広さなら、舞台装置も大がかりだし、照明の効果もかなり期待できるけれど、

そればかりが強調されているようなステージならちょっと興ざめしてしまうので、

あくまで5万人の観衆の隅々まで、歌や踊りのパワーが届くかどうかが成否を分ける。

SHINeeは5人でまとまって見せるパフォーマンスが見どころなので、

果たしてドームの大きなステージを使いこなせるのかなと心配していたけれど、

外野席側のメインステージではなく、

センターステージを主に使って、全方位へアピール。

アリーナ前方の席はいつもと違ってちょっと残念だったかもしれない。

センターから左右に延びるステージは、上下左右に移動し、

踊りながら移動するのを助ける。

150314.jpg

ペンライトは当日限定仕様のブレスレットタイプのものが各座席に配られ、

リダの時と同じように遠隔操作され、SHINeeのカラーとメンバー5人のそれぞれの色で会場を彩った。

ペンラのベルトにはよく見ると「3.14」と入っていて、

初ドームの初日を見たというプレミアム感がある。

パフォーマンスは最初から最後まで、

緊張感とともに全力疾走という感じだった。

「Everybody」「Lucifer」とライブのメインに持ってきそうな曲からスタート。

SHINeeの今までのすべてを出しつつ、

デビュー曲の「Replay」をオリジナルバージョンでいれたりして、

最初からのファンへのサービスも入れて、

日本ではまだ披露されていなかったジョンヒョンとテミンのソロも入れて。

ドーム公演ではホールツアーでははいらなかったソロ曲を入れると思っていたけれど、

キーくんのボンテージ&ムチには驚きを超えて、かなり萌えました(^^)v

この驚きは、リョウクの「Moves Like A Jagger」以来かも。

ミノ君が黒服&マントでバレリーナさんと踊ったのは、

白鳥の湖」の魔王ロッドバルドみたいだったけど、

そこからいきなり幼稚園生のコスプレになったのには、これも驚いた。

やっぱりSJと同じSMの血筋なのか・・・。

息もつかせない展開は、やっぱり東方神起やSJと同じSMの流れだなあと思った。

踊りだけじゃなく、歌もちゃんと歌えますよと見せるところとか。

そこにSHINee独特のファッション的な要素を持ち込んで、

ファッションショーとコラボして見せたり、

(モデルとはコラボしてなかった(^_^;))

若さを全面に出して、後半にもけっこうステップの激しい曲を持って来たり、

「お兄さんたち」とはまた違ったステージを見せてくれた。

「Your Number」 by SHINee

MVと同じ黒にストライプの衣装で披露した新曲。

やっぱ、スーツはいいなあ。

オープニングの衣装が白に金モールだったので、

SJのと似てる~と思いながら見ていたが、

VCRのつくり方とか、ちょっとコミカルな曲をいれたりとか、

あまりトークを入れないスピード感のある構成とか、

両方を見ているとやっぱり似ていると思うところもある。

日本デビューから4年目でのドームということだけれど、

5人グループとしては当然東方神起の後を期待されていたグループだと思うし、

最初から東京ドームは視野に入っていたのだろうと思う。

東京ドームは天井席まで埋まらなければサマにならない会場で、

2階席に空席が目立つと「ドームを埋められなかった」と言われてしまう会場でもある。

アリーナ、1階スタンドだけでも3万人?くらいははいりそうなのに、それで足りないのだ。

K-POPが盛り上がっているころには、良くドーム公演という話を聞いたけれど、

最近ではトン、SJ、BB、それくらいしかドーム公演をやっていない。

KARAや少女時代はごたごたがあって、その後どうなるかわからないし、

今、このブームが冷え込んだ時期にドーム公演まで持ってくるというのは、

なかなかのことだと思う。

やると聞いた時は、埋められるのかなあと思ったくらいだ。

2階席もいっぱいになった会場で、

ペンライトの色が次々に変わる演出もとても映えたし、

バナーでサプライズのメッセージを送るのもきれいにできたと思う。

もし2階席がまばらだったら、この演出はできなかっただろうと思う。

最後にメンバーは会場の「THANK U SHINee」の文字を見て泣き出したが、

会場いっぱいのファンがいたこと、

ドームのために用意したステージをやり切ったこと、

(テミンが途中どうやら足を痛めたようなのは残念だったけど)

ドーム公演が決まったときから今日までの緊張感とか、

いろんな思いが錯綜しただろうなと思う。

東京ドーム公演は、SHINeeの夢でもあったろうし、

シャヲルたちの夢でもあっただろう。

去年のSSで、初日大混乱をきたしたSJは、

2日目にヒョクが「東京ドームを甘く見ちゃいけませんでした」というコメントを残したが、

本当に無事に終わること、そのことがどれほどすごいことなのかがよくわかる。

SJは大阪公演で足を怪我したドンへの不在で、

「MAMACITA」の日本語バージョンの披露ができなかったということがあったが、

昨日のSHINeeはテミンの足のけが?で1曲分テミン不在のまま4人で乗り切った。

なるほど、5人というのは1人いないと目立つんだな~と気づいた。

SJは誰かいなくても、しばらく気づかないことが多い。

ひとつ私が残念だったことは、

オニュ君のソロが「Rainy Blue」だったこと。

彼はこの曲が歌いたかったのかもしれないが、

どうしてみんなこの曲が好きなんだろうと思うくらい、「また?」という気がする。

何を歌ってもきっとうまいと思うけれど、K-POP歌手の好きな日本の曲ってみんな似通っている。