4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

うちのマンネの大人なベニー

マンネが出るミュージカル、「インザハイツ」を見てきました。

これ、もともとはブロードウェイのミュージカルだけど、

日本でも韓国でも公演されている。

ニューヨークの移民街、ワシントンハイツの南米移民の話を、

韓国語で渋谷で見るって、なんかすごい~。

なかなかはい上がれない移民街で暮らす人々の話で

スーパーを営むウスナビと美容師のヴァネッサ、

リムジン会社で働くベニーとその会社の娘のニーナという

2組の男女のストーリーを織り交ぜて、

全編が、ヒップホップとラテンの華やかな音楽で彩られていて、

悲しい部分もあるストーリーなのに、見ている間ずっと楽しいミュージカルだった。

この臨場感は、舞台の裏にいるナマのオーケストラのせいでもある。

演出のイ・ジナさんは定評のある方だそうで、

例によって「アイドルの出演」には疑問を持ってたそうだけど、

普通はミュージカル俳優はあまりラップをやらないので、

その部分をアイドルたちが表現してくれたとインタビューで答えていて。

特にウスナビにはラップのパートが多くて、

日本公演でもSHINeeのキーとINFINITEのドンウがキャスティングされていて、

これはどっちも見たいかな~と思うキャスティングだったけど、

結局マンネの日程を優先。

昨日のウスナビはミュージカル俳優のチョン・ウォンニョン、ヴァネッサがJ-Min、

ベニー役がマンネで、ニーナがf(x)のルナというキャスティングでした。

まわりがいわゆる「腰ばき」というちょっとずり下げたジーンズで歌い踊るなか、

リムジン会社の社員という役のマンネは終始細いパンツにシャツ。

背も高いし、ひときわスタイルが良く見えて~。

相手役のルナが小柄なので(声は負けてたけど)、

見た目はこちらのカップルが勝ち!でした。

でもやっぱりJ-Minの声はすごい。

けっこう前の席で見てたんだけど、

1幕はマンネとルナちゃんのキスシーンで終わり、

2幕の幕開けは2人の「夜明けのバルコニー」という、

なかなか大人な役で。

幕間のトイレでは、キスシーンが見えたとか見えないとかいう話題でもちきりだった。

ウスナビの方がちょいメインだと思って見に行ったけれど、

見ようによっては、ベニーはなかなかの役だ。

移民の中でも孤児であり、ニーナが好きでも父親である社長は認めてくれないという、

さらに哀愁を帯びた役。

ソロ曲もあるし、全員で踊る迫力のあるステージもあるし、

ほろっとさせる場面もあって、飽きない。

韓国のミュージカル俳優は本当に上手。

字幕付きというのは、前の席はかえって見づらくて、

なかなか目の前のステージだけに集中できないこともあるんだけど、

歌がうまくてストーリーはそっちのけになってしまう。

昨日はアフタートークに、ウォンニョンさんと日本語ができるナムホさん、マンネが出てきて、

実はマンネが最後のカーテンコールで出番を間違えたという話が暴露された。

ルナちゃんと出てくるところを、どういうわけか出られなかったらしい。

本当はどういうシーンだか見たい人はまた来てね、とナムホさんが上手にフォローしてくれてたけど、

それだけじゃなく、何度も「また見に来てね」というほど、

客席は寂しいものだった。

1階の前半分しか埋まってなかったかな~。

でも、私は、たぶんそんなものだろうと思っていた。

ミュージカルの会場としてのオーチャードホールは完璧だと思うけど、

やっぱりせめて1階くらいは埋まっていないと寂しいものがある。

ステージの俳優たちの目線がとても高くて遠いので、

ああ、いないところを見てるんだろうなと思うと、なおさら。

「インザハイツ」公式サイト

今日、一度韓国に帰ったマンネ。

先週台風の日にやってきたけど、来週もまた台風。

天気じゃなく、マンネ本人が台風の眼になる日は、来るのか!?

あと、マンネをもう1回見ようかどうしようか考えてるけど、

横浜公演もやるんで、

そのキャストが出たらまた考えようかなとか。

マンネはきっと出そうな気がする。

秋はEXOはツアーがあるから、チェン君のベニーは見られない気がするし。

「インザハイツ」記事