先週、SMとキーイーストの事業提携っていう話題が出て、
JYPとの蜜月も割とあっけなくおわったキーイーストが今度は何を?
と思って調べてみました。
で、わかったことが、韓国サイドの話ではなく、日本での事業提携ということ。
こういう時は、書いてあることが小難しいけど、会社が発表している書面が一番確か。
日本でCS放送のDATVとKNTVを持っているデジタル・アドベンチャー(DA)が、
VOD事業(HuluとかdTVみたいなスマホでも見られる放送)をやるにあたって、
K-POPが非常に魅力的な番組(コンテンツ)だと考えている、と。
リリースには、
(DAの)継続的な事業課題として、
アーティストが当社ビジネスの上流工程であると捉え、
様々な活動領域をもつアーティストの継続的な確保、拡充が重要であると認識しており、
新人育成と日本での活動実績があるアーティストを確保する手段を検討しておりました。
とある。
新人育成って、キーイーストが育成してたとかいうガールズグループで、
日本での活動実績があるアーティストってリダのことよね。
まあ、俳優さんはそこそこいても、K-POPでは、それはどちらもうまくいってないはず。
もともとヨン様は、
「K-POPには目を付けている。彼はそういう事業的なことには鼻が利くから」
(元ヨン様ペンの友人談)
だそうで、早い時期からK-POPはお金になると思っていたみたい。
その布石がリダだったんだろうけど、そのあとが続かなかったし、
続く前にリダも兵役に入ってしまった。
まあ、でもリダのドラマやライブを放送するたびに、
出たり入ったりするDATVの会員がいることは分かってたはず。
ヨン様ファンからつらなる、高齢層のファンはいまさら小さい画面で番組を見ないと思うけど、
若い子たちはどんどんテレビから離れて、スマホとかタブレットに移行してて、
これ以上、料金の高いCS放送だけだと、ジリ貧というか、会員数の拡大は見込めないと思う。
それでVODに進出するに当たり、「優良なコンテンツ」を持っている先を探していたというのが、
この資料から読み取れる。
若い子が見てくれるコンテンツが必要なのだ。
かたや、K-POP界は、日本では2012年の夏以降、
急激な韓流の冷え込みによって、ほとんど地上波の放送に出られないことがネック。
東京ドームでコンサートができても、テレビには出られない。
インターネットを使って、積極的に海外に情報を発信してきたK-POP界は、
日本市場へ出たいと思いながらも、日本ではまだまだテレビでの露出や、
CDリリース前の宣伝が重要なので、この状況は歯がゆいだろう。
いままでK-POPと言えばMnetという感じだったけど、
他の局もK-POP番組やアイドルの出ているドラマを放送していて、パイの取り合いだ。
地上波に出られないことを穴埋めしてきたのがBSやCS放送だけど、
不景気も続いていて、有料放送が爆発的に伸びる環境にはない。
ドラマの大ヒットも出ないので、いま見ているファンが、
あっちこっちのチャンネルをとっかえひっかえ契約しているだけでパイは広がらない。
まあ、両社の思惑が一致したってことで、
どのくらいの値段でどのような番組を出してくれるかが興味のあるところ。
資料によると、サイトオープン時には最低でも1000本、毎月50本の新作が必要ということだから、
その内容に期待したい。
というわけで、いまだにキーイーストに籍があるらしいリダに、
何か影響するのかっていうと、何もなさそうなんだけど、
敏感に反応する人たちはいるみたいです。
助けるとか助けないとか。
今週から始まるミュージカル「インザハイツ」はSMが制作で、マンネが出ますけど、
そっちは何にも言われてない。
とりあえず、うちにはこんなに素晴らしい「コンテンツ」がありますよっていうのを、
イ・スマン先生がヨン様にお見せしたっていうのが、
東京ドームにヨン様降臨の裏事情だったと思う。
私としては、AGITコンとかSMTOWNの放送ってのに、期待しますけど。