4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ラテン

前に韓国ドラマにはまっていて、

あらゆる韓国ドラマ評を読み漁っていたころ、

「韓国人ってラテンっぽい」というのを見たことがある。

国が半島にあるという立ち位置が、

イタリアやスペインといった同じ半島国と似てる、

なんでも「ケンチャナ」で済ませるところとか、

「愛してる、愛してる」って口にするところとか、

日本人とは違う国民性を指してそういってたのかもしれない。

「Lo Siento」からラテン路線を続けるSJの新曲も、ラテン。

韓国ではラテンがはやっているっていう記事も見かけたけれど、本当かどうかわからない。

音楽界のパイの大きい日本では、

はやってるかどうか知らないけれど、

ラテンファンも少なからずいて、コンサートなんかもよくやっているし、

以前にサルサとかのブームもあったし、

ボサノバなんかはいろんな歌手も取り入れたりしている。

アメリカではラテンチャートなんかもあって人気もあるので、

まだスパショをやったことのないアメリカ市場を意識したものなのかも。

そう考えると、マカオで新曲のショーケースをやったっていうのは、

英語の通訳も入るし~。

(韓国でやっても英語の通訳、はいらないしね)

「Lo Siento」では女性シンガーをフィーチャリングしたけど、

今回はヒゲのオジサン3人組。

驚いたことにSJと同年代らしい。

「One More Time (Otra Vez)」 by Super Junior

MVでもちょっと出ていたけれど、

このシャネル風ジャケットの衣装がいい。

ラテンだが衣装はヨーロッパ(^^;

リョウクが戻ってきて、ボーカルがイェソン一人の時より、

声に幅ができている。

それにしても3分半とはK-POPにしてはすごく短い。

これも欧米に合わせた感じ?

先行して公開された「Animals」は、ショーケースでは披露されなかった。

MVもアニメバージョンのみ。

製作上の問題でMVが公開できなかったとかで、

いったいどんな19禁のMVにしちゃったのかと。

振付にも影響があって披露できなかったんだろうか。

ま、これ、僕たち今夜、獣になろうよってな曲だし。

「Animals」 by Super Junior

ミニアルバムにはこのほかに「Lo Siento」とスペイン語のカバー曲が入っている。

「Ahora Te Puedes Marchar」 by Super Junior

これは聞いてびっくり。

すぐには思い浮かばなかったが、

過去にいろんな歌手がカバーしている曲で、

どの曲を思い出すかで、年代がばれるらしい。

私が思い出したのはこれ。

「I Only Wanna Be With You」 by  Bay City Rollers

スペイン語じゃないじゃん。

調べたらおおもとの原曲もイギリスの曲で、

その後、メキシコ人の歌手、ルイス・ミゲルがカバーしたのを、

どうやらSJがカバーしたらしい。

どこでどうラテン系の曲になったのか。

「Ahora Te Puedes Marchar」 by Luis Miguel

ちなみにこの曲は、「二人だけのデート」というタイトルで、

ピンクレディのデビューアルバムにも入っている。

もっと若いエルプは、「天才てれびくん」で歌われたこれを思い出すらしい。

「君のそばにいたい」

これはベイ・シティ・ローラーズの流れだ。

SJは日本に来たら、この曲を英語の曲として知っているファンに驚くのでは?

SJとラテンの親和性というか、相性はいいように思う。

南米には韓国からの移民も多く、

いろんなK-POPアイドルたちが公演をやってるし、

日本では日本語で、中国では中国語の曲を出してきたSJが、

次に狙うのはスペイン語圏。

せっかく出て行っても、英語の発音がどうとか言われるアメリカより、いいかも。