4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

再契約

数日前に、Super JuniorのSMエンタとの再契約のニュースがでた。

イトゥク、ヒチョル、イェソン、シンドン、シウォンはSMと再契約(2028年までらしい)、

ウニョク、ドンヘ、キュヒョンは事務所を離れるらしい。

Super Juniorとしての活動は、これまでと変わりなく続けるとか。

 

SJとしての活動が続くのであれば、メンバーがどんな契約状況にあろうとも、

私たちファンにとっては、できることは今まで通り応援することだけだが、

ウネとキュヒョンがSMを離れることについては、ファンにとっても複雑な思いもあるようだ。

 

グループ結成から17年。

本当にいろいろなことがあったけれど、よくここまで頑張ってきたよねというのがまず最初にくる。

もし兵役というのがなかったら、もっと早く一人ひとりがそれぞれの行く道を考えていたかもしれない。あの10年くらいの間のメンバーの出入りがあったから、残ったメンバーは”そこ”を守ろうとし、兵役が終わったら”そこ”へ戻ろうとしたのだろうと思う。

 

全員が兵役を終えて、そろってスパショを終えたところで、またコロナ禍という困難があったけれど、その2,3年が、ゆっくりと行く先を考える時間になったのだろう。

 

もちろん彼らの状況だけじゃなく、SMのほうもいろいろあって、イ・スマン氏が一線から引いたり、他社からの買収攻勢があったり、新興勢力がどんどん伸びてきて、一時期の3大事務所とか、そういうことを言っていられなくなっている。

(そうはいっても、まだまだSMの力は大きいのかもしれないが)

 

SJは早いうちにSM内にレーベルSJを立ち上げて、独立採算制というか、自分たちの活動でお金を回していくような体制になっていたと思うけど、

ウネはそこを飛び出していこうというまでに、自分たちの方向性をしっかり持つことができたのだと思うし、

キュヒョンはミュージカルやソロ活動を通じて、さらに世界を広げようとしているのだろう(そもそもバラード歌手としてデビューしたかった彼だし)。

 

一人ひとりについて勝手に考えてみると、

イトゥクはリーダーとしてSMに残らなければという気持ちがあったかもしれないし、ヒチョルはSMがとってくる仕事に不満はないのかもしれない。

歌手であるイェソンとリョウクにとっては、韓国内に力のあるSMにいることは重要なことだし、

演出やMVの撮影監督をやるには、SMのような組織にいることは、シンドンにとってはメリットがあると思う。

俳優としての仕事のほかに、社会的な活動も多いシウォンにとっては、マネジメントをしてもらうということについて、SMに不満はないのかも。

 

ウネは、曲作りなんかについて、いろんなアーティストとの関係が増えていたはず。

SMの方針にとらわれずに、自由にいろんな交流を深めることについては、自分の事務所のほうがやりやすいはずだし、彼らとの契約関係(金銭関係)についても、直接のほうがわかりやすいかも。

(これは私自身が一時期会社を作ってみてわかったことだけど)

その分、自分たちの稼ぎで、食べさせていかなければいけないスタッフもできるし、会社の経営ということについては、音楽活動とは別に現実的な問題も増えると思うけれど。

 

イトゥクが長いYouTubeを公開して、話してくれたことで、

メンバーがまずSuper Juniorとしての活動を第一に考えたうえで決めたことということが強調されていたが、様々なやり方を模索し議論したうえで出した結論だから、もはや外野がどうこう言うものでもない。

彼らが自分たちを世に知らしめたグループ、今でもその所属メンバーだからこそ認識されていると思われるグループを簡単に捨てるとは思えない。

(自信たっぷりにそれを捨てて、いなくなっていく人も多いので)

 

一人ひとりが、自分の人生をじっくり考えたうえで、自分にとって良いと思われる方向を選んだと思うので、何も心配していない。

 

それよりも所属が分かれて、別途にFC会費を取られるのかな~とか、

これまで1年半に1回くらいだったスパショの間隔がまたちょっと伸びるのかなとか、

ウネの日本公演はどこが引き受けるのかなとか、

そんなことが心配になる。

そう考えると、彼らが別々になることで気をもんだのは、結局はこっちの懐が痛むのではないかとそういう心配だったのだとわかる。勝手なもんだ。