1回公演で終わるのかなと思っていたSuper Junior L.S.S.
それほど間を置かずに、また日本にやってきた。
前回公演で相当手応えがあったのかなと思うけれど、何しろ面白かったので、
新しいものをやり続けられれば続くかなと思っていた。
一度ヒットしてしまうと、なかなかその呪縛から逃れられないグループが多い中、
新しいものを取り入れたりすることにかけては、SJは秀逸。
だから長生きできる。
公演数日前に、「シャッター閉めろ!」という曲を配信。
シンドンらしさにあふれている。
「ロクゴ」的なノリで、自分たちの曲も盛り込みながら、
自分たちはKRYでもD&Eでもない、また別の新しいグループだと宣言してる。
この系統は、この3人が最初に出た「Hair Spray」の時からあったけれど。
歌唱力でもダンス力でもなく、「面白さ」というSJのエッセンスを凝縮したグループだ。
それでも3人のそれぞれの個性は全然違う。
ソロでは、その個性に合わせた選曲で、全然違う世界を表現したと思えば、
日本の最近の曲の選曲は、今回も驚かされた。
最近の日本の曲、知らないの~。
2日目に行ったので、初日のセトリを見て、こういうの歌うのか~と、一応予習しましたが、それがなかったらぽかんとしてたかも。
特に「オトナブルー」という曲は、シンドンが絶対ウケると思って選曲したらしいけど、思ったほどの反応がなかったらしい。
エルプの年齢層は幅広いのでね~。
後半のSJメドレーはやはり盛り上がる。
バラード曲は、しっかりKRYの曲を持ってきて、2日目は最後に「Dorothy」を持ってきた。
KRYの「Dorothy」がもちろんいいけど、血管切れそうなほど声をはるLSSの「Dorothy」もまた違う魅力。
アルバム出すなら、これは入れてほしいなあ。
「Miracle」では観客席に降りてきたイトゥクが目の前にきて、ハイタッチ!
スパショはいつも大きい会場なので、そんなそばに来ることはまったくなく、
思いがけなかった。
前回同様、あ~楽しかった、と東京国際フォーラムを後にしました。
日本でツアーをやりたいとか、アジアにも行きたいとか、
いろいろ話は出ているようで、彼らはいつも、こうしたいということをステージで言って、頑張ってそれを実現してきた人たちだから、
もういくつかは実現間近なんだろうなと思う。
コンサートとはいえ、半分以上はトークだが、根本さんたちの絶妙な通訳で、いつも本当に盛り上がる。
私たち、根本さんの通訳に慣れきっているけれど、もし違う人だったら、こうまで面白くはなかったかもと思う。
この3人は、どうにか日本語を習得しようとは思っていないらしく、
多分そんなことに時間を割くくらいなら、シンドンは面白いことを考えていたいだろうし、イトゥクはほかの仕事が忙しいだろうし、シウォンは英語と中国語ができれば世界の半分くらいの人とは話ができるわけだから、あまり必要性はないと思っていても仕方がない。
ところで、「シャッター閉めろ!」というのは、韓国語では特別な意味があるらしい。
今日は全部俺のおごりだ、店(シャッター)も閉めろ、みたいな。
それがわからないと、きょとんとしてしまう。
それに代わる日本語がありますか?と聞かれたけど、あるかなあ?
そんな太っ腹な人は、日本人にはあまりいないのかも。
イトゥクがコメントで言ってたけど、Super Juniorの中では、この3人はあまりしゃべらない(表に出ない)と。
でもとってもキャラは立っていて、目立たないというわけではない。
ダンスグループとしてはダンスメンバーがリードし、きっちりと歌い上げる歌唱力をほこるKRYがいて、
でもSuper Juniorってコミックバンドなの?と言われる部分は、こういうメンバーが支えている。
だからって、ダンスができないとか歌がうまくないってわけじゃないんだよっていう奥の深さが、Super Juniorなんだよね~。
もちろん、グループとしては、スパショの回数もだんだん減っているし、
一人ひとりが生き残る方法をいろいろ模索しているってことでもあるんだろうけど。