4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

私に魔法をかけた解けない呪文

ここ半年以上、SS501一筋で来た私がこんな魔法にかかろうとは・・・・。

東方神起が解散・・・かも?」

みたいな話題が出はじめて、ちらちらあちこちの記事をのぞくうちに・・・。

歌は聞いたことがあったんですよ。

たぶん、いろんなところで。

でも、あまり「ピピピッ」とはこなかった。

「呪文―Mirotic」

を聴くっていうか、見るまでは。

最初にみたのはNHKでやった東京ドームのコンサートだったと思います。

「うわ、うまい」

というのが最初の感想。

東京ドームっていう箱を存分につかった演出もすごくよかったんだと思います。

4万人がはいる東京ドームっていうところは、

ちゃんと歌を聴かせるには大きすぎるといつも思ってます。

ちゃんと「聴かせる」には東京フォーラムのホールAの5000人が限界かなと。

せめて2000人規模のホールでやるのが、歌い手としてはいいと思うし、

1000人くらいだったら、十分にライブ感も味わえる。

でも、なにか「うねり」を起こすには、東京ドームという巨大な入れ物は必要なのかと。

歌手としてはまず「武道館コンサート」(武道館も音響的にはダメですけど)というのがまずあって、

全国ツアーがあって、横浜アリーナかさいたまアリーナがあって、東京ドームなのかな。

東京に住んでいると、わざわざ横浜やさいたままで行かなくてもという思いは必ずありますし、

「東京ドームでやれる」という「箔」がついたのなら、見に行こうかな、ということもあります。

もちろん熱心なファンなら、どこへでも足を運ぶのでしょうけど、

それほど興味のない人に足を運ばせるのなら、東京ドームというのは意味がある。

それほど興味のない人は来なくていい、というのがファンかも知れませんが、

それほど興味のない人がきてはじめて「ブーム」は起きるし、

「解散か?」という話題にも興味を示してくれるようになる。

それはさておき。

(彼らが解散かどうかということについては、私は動向を見守ることしかできないので)

「呪文―Mirotic」

(MV 日本語字幕バージョン)

SS501もそうだけど、韓国バージョンだけを聴いていたときと、

日本語バージョンを聴いたときとでは、

メロディやダンスのイメージとはまた違った世界が開けてくることがある。

「Mirotic -呪文―」は、先に韓国で、そのあまりに「過激」な歌詞が問題になって、

19歳以下視聴禁止騒動になったことが、先に知られていました。

19歳以下に聴くなよっていったって、どうするんだ?と思っていましたが、

ダメといわれるとやりたくなる年頃なんだから、そりゃみんな聴いちゃったでしょう。

そして、その歌詞にふさわしいあの彼らのセクシーな踊りを見ちゃったことでしょう。

日本で「NHKでは歌えない」といわれるのはサザンくらいだと思っていましたが、

サザンは十分に大人だったし、確信犯的なところがあってそれも面白い論議だったんですけど、

アイドルグループといわれる彼らの曲として「Mirotic -呪文―」はどうなの?と思った時に、

「やるなあ」としかいえませんでした。

19歳以下視聴禁止ったって、19歳以下に聴かせるにはまずいっていうより、

19歳以下でこの歌詞が理解できたら、かなりなもんじゃない?と思いましたし。

で、歌ってる彼らは20歳そこそこなわけだし、

ただ聴いてるよりも、それを全身で表現してる彼らのほうがすごいわ、と思いましたし。

1度のキス~

2度目のキス~

君を手に入れた

ってあたりが引っかかったらしいですが・・・。

それ以外にもよく見ると全編かなりセクシーな歌詞ですよね、これ。

日本語バージョンの歌詞より、韓国語の直訳字幕がついてるほうが、さらに過激なんですけど、

本当にMVみながら聴いてると、いいですよね~、これ。

I got you under my skin

のところを、論議のあとしばらくは、

Igot you under my sky

とかって歌ってたらしいんですけど、そのうち元に戻したらしい。

「under my sky」じゃよけい意味がわからんでしょうが。

これを聴いてると(見てると)、歌がうまい、踊りがうまいっていうことが、

どれだけ彼らの世界を広げてるかということを感じます。

歌って踊ってる彼らだけじゃなく、

この曲を作った人が表現したかった世界、

演出をした人が作りたかった映像、

衣装を作った人が考えていた美しさ

など、これに関わったみんなが描きたかったものが、

全部「東方神起」っていうアーティストによって具体的に表現されて、

また違う世界を作り上げたというか。

彼らが若いということに本当に驚きます。その可能性。

だからこそ、今起こっている解散説に、にわかファンの私も胸を痛めます。

で、またライブで歌うときはそのときそのときで違うんですよね。

MVと違って踊りながらでも、彼らの音程に少しの狂いもないし。

メンバー一人ひとりに、「君のここがいいよ~」って言いたくなる。

でもま、私個人の好みでいえば、

チャンミンの“おたけび”がたまりません~!