東方神起は日本の事務所としてエイベックスがついたことで、
流行しはじめていた「韓流」とは一線を画し、
徹底的にJ-POPのグループとして売り出されたことは有名。
彼らは最初から日本語で日本人が作った曲を歌い、
それまでの韓国での人気や地位はなかったものとして、
日本で活動をし始めました。
それで日本語で彼らだけでラジオ番組のDJをこなすまでになり、
バラエティでも通訳なしで受け答えし、
オリコンチャート1位を獲得し、
レコード大賞をはじめさまざまな賞をとり
紅白に出て、東京ドームでのコンサートを成功させた。
そこまでの道のりがどれほど大変だったか、
「KBOOM3月号」という雑誌の彼らのデビューから今までの
BIOGRAPHYを見ても十分にわかります。
ここに出ているのは「表面に出た彼ら」だけで、
これらの裏側に新曲や舞台のためのレッスンがあり、
ステージごとに変わるリハーサルがあり、
たやすく想像がつく。
彼らがこれまでに撮られた公式写真の数、5億枚はギネスブックにも認定されているとか。
いかに「働かされてたか」ってことも、わかりやすい。
韓国での活動もそこそこに日本デビューを果たしますが、
事務所の方針なのか、
彼らの希望なのか、
日本での契約先となったポニーキャニオンの戦略なのか、
その辺がよくわかりませんが、
とにかく東方神起にくらべていろんな面で中途半端だったことは、
どうにも否めない感じがする。
韓国歌手にとって、「稼ぐ」ためには、
どうしても日本市場はおいしく見えるのでしょうか。
まず人口が違う。
音楽市場の規模が違う。
「売れた」といわれるCDの枚数が違います。
東方神起はまずJ-POP歌手として日本の音楽市場に認められて、
それから徐々に自分たちの色を出していったように思いますが、
SS501はJ-POPとしての自分たちは最初から否定してたみたいな感じがします。
あくまで個人的な感じですけど。
日本デビューの曲をもらって、
ヨンセン君は泣いた、と言っています。
もっといい曲を聞かせてあげられるのにって。
韓国市場と日本市場の違いを彼らがわかっていたかどうかはわかりませんし、
同じもので勝負できると考えていたのかどうかもわかりません。
周囲がどうやって彼らを売ろうとしていたのかも不明ですし、
日本サイドが彼らを見て、ジャニーズとの差別化を考えたのかどうかも私の知るところではありません。
日本市場が20代前半の男の子のグループを売るのに、
大変な市場であるだろうといういことはわかります。
韓国というだけで、ファンの年齢層はが高いと想定できることも、
若い層に受けるためには、あまり「男」を前面に出しちゃいけないだろうということも、
トークが面白くないとだめだろうっていうことも。
2009年、リダが武道館を終えたあとで、
再三「次は東京ドーム、来年?」と言ってたことを思うと、
そのためには、今日本での活動をやめるのはどうなのかなと、考えました。
「東京ドーム」はそんなに低いハードルじゃない。
1万人を2回集めることはできても、
4万人を一度に集めるのは大変なことです。
彼らの思いと事務所の方針が一致してないのか。
ほんとによくわかりませんけど、
今日本を離れたら、東京ドームは遠くへ行ってしまうよ。
SS501の日本でビュー曲。
ヨンセン君の涙もわかる気がするし、
でもこれを上手に歌えて初めて今日より良い明日があったような気もするし。
このCDって、5人そろってのCDと5人別々のジャケットのCDがあって、
(私が持ってるのはリダ・ヒョンジュン仕様ですが)
それぞれデビュー曲とは別にソロ曲が入ってるんです。
6枚買えってことかな・・・。そうよね。
あ~、SS501。次はいつ日本に帰ってくるのかな?
今宵はタイのバンコク公演。