4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ジョンミンの低音に惚れる

バラードの次に歌唱力を見せる手段はアカペラらしい。

SS501は日本でのセカンドアルバム「ALL MY LOVE」でアカペラ曲を披露した。

これを聞いて、私は、ジョンミンに惚れてしまうことになった。

そのタイトル曲「All My Love」 by SS501

メンバーの中で、ジョンミンの声はちょっと異質だ。

他の4人に比べて明らかに「男性らしい」。

彼は一番よくしゃべるし、実際自分でもおしゃべりであることを認めている。

話しているときはあまりそう思わないのだけれど、

歌っているときの声は本当に、男性ならではの声になる。

jongmin

ヨンセンの声は高くて澄んでいて、

マンネの声はそれより低いけれど、とても甘ったるくて、

リダとキュジョンの声はときどきどっちが歌っているのかわからないくらい、似ている。

あまり高くはないが、とても若くて少年らしい声。

デビューのころからジョンミンの声はとても大人っぽかった。

悪く言えばアイドルっぽくなく、

よく言えばいつまでも歌手でいられそうな声。

彼のパートになるとちょっと曲の感じもかわるけど、それがまたいい味を出してる。

ハーモニーをつくるときは彼は一番低いベース音を表現する。

それがとてもとてもよく聞こえたのがこの曲。

実は男性の低音にはとても弱い。

低くて甘い声は、それが持って生まれたものだとしても、

時に整った容姿以上に魅力を発する。

もちろん、声変わりしてそういう声になるんだろうけど、

それで歌が上手ければ、歌手としてはヨンセンの高音に引けをとらない魅力があると思う。

私はどっちかっていうと、高音より低音に、弱い。

「All My Love」を初めて聞いた時は、

彼の刻むリズムがあまりに耳に響いて、ぞくぞくしたくらいだ。

曲としても聴いていてとても心地よいのだけれど、

聴くたびに耳をすまして、歌詞よりもジョンミンの声に聴き入ってしまう。

この曲をもらったとき、彼は難しすぎて歌えないと思った、というけれど、

だからなおさら自分たちが歌わなければと思った、とも言っている。

メンバーみんながこの曲については「がんばった」と言っているように、

日本での活動をひとまず終えるにあたって、とてもいい区切の曲になったと思う。

残念なのは、この曲をステージで歌うのを見ていないこと。

レコーディングよりは生のほうが歌うのは厳しいと思うけど、

できるなら一度LIVEで、ジョンミンの低音を堪能してみたいと思う。