SS501ファンが好きな曲ランキングをつくったら、
この曲はたぶんベスト5にランクインすると思う。
このMV、衣装もヘアスタイルも演技っていうかやってることも、
しょうもないなと思いながら何回も見てしまう。
できあがったMVよりメイキングのほうが断然「萌え」ですけど。
他の曲は曲だけより彼らのパフォーマンスと一緒に見るほうが断然いいけど、
「弱虫」だけは曲だけを聴いていてもけっこう満足する。
それだけで十分にSS501っぽいというか。
日本版のアルバムにも日本語バージョンで収録されているけど、
日本では「弱虫」というのはあまりタイトルっぽくないと思ったのか、
「弱虫~臆病な僕」というタイトルに変わっている。
「弱虫」と「臆病な僕」ではかなり印象が違う気がするけど。
「弱虫」と自分のことを指しているとしたら、
ふだんはけっこう強気だけど、好きな子の前でだけいつもと違う自分になってしまう感じがするけど、
「臆病な僕」だとふだんも女の子の前でもイジイジしてる弱い子な感じ。
「ちぇ、俺ってけっこう弱虫」
というのと、
「僕は臆病ものです」
というのとでは、そもそもの性格が違うんじゃないのかな。
「弱虫」は英語タイトルが「Coward」とついている。
「Coward」といえば「卑怯者にはならない=I'm not be a coward」を思い出すので、
う~ん、「弱虫」と「卑怯者」はまたちょっと違うんだけどな、と思う。
ポゴシップンデ ノムボゴシップンデ ナ ハジモタヌン バボ
会いたくて とっても会いたいのに 言葉にだせないバカ
と、韓国語の歌詞にはある。
だけど、曲の最後まで、タイトルの「弱虫」という言葉は出てこない。
この曲の日本語タイトルを最初に「弱虫」にしたのはけっこう秀逸だったのに、
日本語版を出すときに、なんで「臆病な僕」をつけたかなあ?
原題の韓国語のもつ雰囲気がよくわからにけど、
「弱虫」っていういかにも日本語らしい言葉が持つ語感、
か細くてひ弱な草食男子をイメージされることをちょっと恐れた制作スタッフの「臆病さ」を感じる。
MVもいいけど、ステージで歌うのは踊りがはつらつとしていてもっといい。
このあと日本デビューする彼ら。
これをこのまま日本にもってくるっていうのはないだろうなと思うけど、
不思議と何回も見るうちに、この12色の色鉛筆で描いたみたいな衣装も「アリ?」と思えてくる。
彼らの存在自体がすでにもう「マンガ」みたいなものだからだろう。
それよりも何度見ても、後ろで踊ってる「ちょっと大人なお姉さん」たちのブリブリな衣装としぐさが気になる。