4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

イヤよイヤよも好きのうち

よく行く飲み屋に韓国からの留学生のアルバイトが何人かいて、

その中の一人、日本に服飾関係の勉強をしにきていた女の子がいた。

いつもにこにこして、くったくのないかわいい子だ。

しばらくすると黒縁眼鏡のいかにも朴訥とした男の子がそのバイトに入ってきた。

高校を出て兵役を終えて、その彼女を追って日本に来たという。

そういう事情なので、てっきり一緒に住んでいるのかと思ったらそうではなく、

「え? なんで?」と聞いたら、

韓国では結婚まではそういうことはダメだと、彼女がかたくなに同居を許してくれない、という。

面白がって「彼」のほうをけしかけたけど、つきあってからまだキスも1回しました、という程度だという。

また「え? なんで?」と聞いたら、

その度に彼女が、「アンドゥェ~」というそうで。

「アンドゥェ~」という韓国語をこのときに覚えた。

「だめ」という拒絶語のわりには、そういうシチュエーションで覚えたせいか、

どことなく「(ほんとはそうとは思ってないけど)だめ~」と聞こえる。

英語の「No!」やフランス語の「Non!」のキッパリ感がなく、

江戸弁の「だめ!」っていういじわるさもなく、

しいていえば、京都弁の「うち、そういうの、すかん」って感じですかね。

で、その「アンドゥェ~」が印象的な、

ジョンミンのソロ曲 「If you can not」

このタイトルも、「ダメって言ってもダメ」みたく聞こえるんですけど。

どんな歌詞なんでしょうか。

ジョンミンの「アイドルらしくない」歌声が女性とのデュエットでは、相当いいですね。

声が男の人らしいから女声と合うのかも。

ヨンセン君の声だと、女声を負かしてしまうかも。

ジョンミンはもともと俳優になりたかったというから、

こういう気持ちをこめる曲をその気で歌うのが似合うし、上手です。

私個人的には、「かわいいふり」というかカメラに向かってポーズをとってる彼より、

こうやって歌ったりカメラ目線じゃないジョンミンが好きかな。

(笑ってないリダが好き、というのと同じ理由)

ifyoucannot

韓国では3つの放送局が週末に歌謡番組を日替わりで放送するらしく、

このライブ映像もMBC、KBS、SBSと3つ日替わりで動画が見つかりました。

おそらく見る人も同じ層だから、なにも同じ週の3日連続で同じ曲を放送しなくてもと思うんだけど、

以前は日本でも同じ売り上げトップ10を毎日見てましたね、そういえば。

このデュエットのお相手、Loveholicのチソンさん。

Loveholicってどっかで聞いたなあと思っていたんですが、

そうか、ユーミンの洋楽バージョンアルバムで「ダンデライオン」を歌ったグループね。

そのバイトをしていた彼女と彼女を追ってきた彼。

久しぶりにその飲み屋で会ったら、いつの間にか同居していて、

ま、そんなもんよねと思っていたら、

いつのまにか来月結婚することになっていたらしい。

学校も決まらないし、これといった仕事もしてなかったので、

「君、どうするの?これから?」と心配してあげても、

「一生彼女についていきます」ときっぱり言ってた彼。

プロポーズには「アンドゥェ~」ではなく「デェ~」といわれたってことだ。