上海万博でのチケット争奪戦をテレビのニュースでみていたら、
(文字通りいまそこにあるチケットに群がって奪い合う様子)
あちらではふだんから物が不足しているから、
ある時に手に入れないとなくなるという不安にいつも駆られているので、
なんとしても手に入れようと人々がすぐに群がると解説してました。
なるほど~。
並んでいればいつかは手に入ると思うのは日本人だけなんですかね。
最近はチケットも並ぶんじゃなくて、ひたすらクリック!だけど。
並ぶことも群がることもできない(腕力勝負ができない)
ネット上でのチケット争奪戦はどうすればいいのでしょうか?
これがいつも悩ましい。
「ひたすら並ぶ」という時間の無駄が省けた反面、
ひたすらクリックし続けるという別な時間が発生している。
腕力というより指力勝負。
でもなんかに踊らされてるような気もするんですよね。ときどき。
冷静になれって、言い聞かしては見るんですけど。
チケットを発行する側もお仕事でしょうけど、
こっちもお仕事そっちのけで取り組まないとだめなのよね。
多少その業界にちょっとは詳しい人と出くわすことがあると、
そうやって指力で勝負することが、ものすごくむなしいことなんだということがわかる時がある。
「そんなの3階席で見てどうすんの~?」といわれてしまったって、
「そりゃ私だって前から何番目で見たいけど・・・」としかいいようがない。
でもね、わかんないと思うんだ。
同じ空気を共有するっていうその経験が。
チケット申し込みのサイトを開いたときから、その空気の共有は始まってるんですよ。
「ただいまサーバが大変混みあっております」
と言う表示を見たときから、会場の興奮が予想できますね。
あきらめなかった人だけが、その興奮を現場で味わえるんだよ。
・・・・と言い聞かせてみた、自分に。
そうそう、一度その「恩恵」にあずかって、
前から3列めのご招待席とやらでライブをみたことがある。
ホントにステージがあまりに目の前で、これは病みつきになる、と思った。
こんなに近くで、もしリダに脱がれたら・・・息が止まるかも、と思った。
世の中なんでもサバイバル競争だわ。
仕事中にチケット申し込みしてちゃ、このご時勢、こっちのクビがアブナイ。
平日のイベントにどうやって行くかだって、真剣に言い訳を考えないとイケナイのに・・・。