最近、いかに私がK-POPにはまっているかを友人に力説していたら、
その友人はこうおっしゃいました。
「K-POP、機械音が多くてね~」
彼女はジャズファンであります。
ジャズのちょっと玄人好みというアーティストが来日するときは、
私がK-POPのコンサートチケットを取るのと同じくらいの苦労をしてます。
玄人好みのジャズミュージシャンは「小さな箱」でやることが多いそうなので、
それはそれでまた争奪だそうです。
私が携帯の待ちうけにいれたリダの写真をみて「きれいだ」とは言ってくれるけど、
K-POPを好きになるには、なかなかいたってくれません。
その場のセッションを醍醐味と感じるジャズと、
かちっと振り付けまで決められたK-POPが程遠いことはわかるけど・・・。
実は私も「機械音」についてはうすうす感じていました。
昔日本でテクノ音楽が流行ったころ(すごい昔)、
やっぱりいっときはそういう音楽が目新しくてはまりはしたけど、
いずれ飽きました。
(いまでもすごく日本発の音楽と言う感じはするけど)
でも日本には昔から、バンド仲間の延長みたいなグループがたくさんあって、
そういう人たちも先端の音にいってはまたアコースティックギターにもどり、
みたいなことをくりかえしているんですよね。
どこが発端なのか知りませんが、K-POPは機械音が全盛みたいです。
「中毒」をおこすといわれる曲ほど、耳に残る、と言うより“こびりつく音”の繰り返しが多い。
韓国はドラマでも映画でもK-POPでも、
一度はやると次々に同じものが出てくる傾向と言うのもあります。
数を聞いてみると、「同じ?」と思うのもかなりありますし、
もうなんだか見た目では全然区別がつかなくなってきています。
ようやくどうにかこうにかたとえどんなかたちであれ、リリースされるらしいSS501のニューアルバムでは、
ピアノやオーケストラをベースにした曲が入るそうです。
それをきいて、なんだか少しホっとしました。
501の日にジャケット写真が公開されたときは、
今はやりの「獣アイドル路線?」とまで言われていたのに、
逆にそういう「人が奏でる楽器」をベースにしたものだと聞いて。
そう説明したら、友人が
「じゃあ、今度は聞いてみようかな?」
といいました。
ピアノと言う楽器は、楽器の中で一番高い音と一番低い音を出せるのだそうです。
どういう感情も一番表現しやすいということですよね。
オーケストラというのは、たまには聴きにいったりしますが、
そのコンサートホールの空気を振るわせる音がします。
伝えたいこと、伝えたい言葉、伝えたい気持ちがあるのなら、
そういう「音」は効果的かも、と思ったりしました。
ピアノってずいぶん昔に習っていたことがありますが、
今はもうピアノも持っていないし、たぶん右手と左手がそれぞれ別のフレーズを弾くこともできないでしょう。
けど、この曲を聴いたとき、
「あ~、この曲だけでも、弾けるようになりたいな」
と、思いました。
「Please be nice to me」 by Hyun Joong
たまには「踊りなし」で聴くと、すごくいい感じです。