2009年最大のヒットだったっていうSJの第3集「Sorry, Sorry」は何枚売れたんだろう?
・・・って思っていたら、どっかで「11万枚」って言う数字を見た。
そのような規模なんだ、と認識しました。
オリコンの上半期の数字が発表になって、
1位のアムロのアルバムセールスが56万枚って言うのを見ると、
改めて、市場の違いを感じる。
嵐のシングルは60万枚台が2枚。
数字だけをみてどっちがどうのといっては、あまりに乱暴だが。
日本でいうミリオンヒット、つまり100万枚突破は、
韓国市場でいうと、40万枚に相当するそうだ。
それが1億2000万人と5000万人という人口の違い。
「アイリス」の視聴率が低迷していて、23日の放送は6%台だそうだが、
1億2000万人の6%なら720万人。
韓国の人口でいうと14.4%になる。
720万人が見たくらいじゃ、全然満足できない市場なんですね、日本は。
120万人がみてやっと1%の視聴率をあげることができる、ということです。
イ・ビョンホンのファンクラブ、100万人もいないよね。
東方神起のベスト版が初動40万枚と聞いた日には、
今年のDVDランキング1位はこれで決まりかと思いましたが全然甘かったようです。
「枚数」はあくまで出荷枚数だそうだし、
あるいは何パターンかあるので、実際に売れた枚数はわかりませんが。
「ミリオンセラー」と言う言葉を頻繁に聞いたころよりも、
今は音楽を聴く環境はずっとよくなっているけど、
好きな曲だけをダウンロードすることが多くなって、CDは売れなくなってきている。
1つのコンセプトでつくられた「アルバム」という形はあまり意味をなさなくなっていて、
どういう思いでその曲をこのアルバムにセレクトしたかとか、
どういう順番で聴いて欲しいとか、
そういう作り手側の意図はまったく無視されてる状況であるし。
音がデジタルになってシャッフルできるようになってから、
作り手よりも受け手の感性が重視されちゃうようになったし。
音楽だけじゃなくて、今は服でもドラマでもなんでも、
受け手にこびすぎて、作り手側の思いはないがしろにされる時代なんだろう。
いくら良いものをつくったって、受け入れられなくては意味がないのだから。
どれだけ売れるか。
どれくらい視聴率を取れるか。
あるいは、コストが安くおさえられて、どれくらい儲かるか。
今週号のAERAの記事によると、
ヨン様がこのところドラマに出ないのは、
DVD権やなにやらドラマにかかるすべての権利をおさえられないから、だそうで。
なので彼は自らドラマ制作に乗り出したのだそうです。
へぇ~、なるほど。
それはリダが出ても事務所は儲からないかも。
ところで今、次々と韓国から日本に来ているアイドルたち。
日本ではどれくらいのセールスを目標にしてるんだろう?
1枚のアルバム、1曲がどれくらい売れればいいと思ってるのかな。
基準はなんだろう?
オリコンチャート入り?
発売日のデイリーチャートに出ることは、ファンだけの力でなんとかなるけど、
長く売るためには、それ以外の人たちも巻き込まないといけない。
大きな会場でたくさんのファンを集めること?
チケットパワーが必要なら、「どうしても見たい」と思わせる何かが必要。
たくさんの露出とかプロモーション。
あ、行ってみようかなと思わせる何か。
たぶんまず、日本語でしょう。
よもや結成10年の嵐や日本でイチからはじめた東方神起の50万枚が、
すぐに達成できるとは思ってないだろうけど。
RAIN(ピ)が、この夏各地のZEPPを回るコンサートをやるそうです。
ライブハウスといってもZEPPはそこそこの収容数があるけど、
1000人、2000人規模のライブをやってくれることは、
本当はファンも望んでいることじゃないかと思う。
で、10月に出るっていうリダのDVDは、いったい何本売ろうっていう目論見なんだろう?
3000人収容のJCBホール2回満員で6000人?
撮影ツアーとファンミを当てるために複数を買うと見込んで1万本?
ありえないなあ。
でも1本、12000円ですよね。ファンミ代は別で。すごい数字。
(ま、なんだかんだいって予約しちゃったんだけど)
3枚組の東方神起のベスト版は5040円でした。
そして6月の東京ドームコンサートは6800円です。
東京(日本)のあらゆるものに囲まれていて、ちょっと醒めたドライな感じと、
ソウルの密集具合と熱気を同じに思っちゃいけないかもしれません。
その割合からみた数字だけを見れば、中国市場はもっと巨大に魅力的に映ることでしょう。
あくまで数字の上でのことだけど、
算数が苦手な私なんで、ちょっとよく計算がわからないなと思うことはあります。
計算できないものを、その都市の空気を感じないところで計算するのはよくないと思うんですが。
誰がそろばんをはじいてるんでしょう?