4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

チームワーク

W杯、日本の決勝トーナメント進出に日本中が沸き立っているけど、

特に日本の子どもたちにとって良いことだったと思う。

近頃、自分ひとりだけが優れていればいい思いができるとか、

チームプレーが必要な競技でも、

一人の能力が傑出していれば引き抜かれるとか、

そういう風潮がイヤだなと思っているところへ、

これでもかというほどに「チームワークによる勝利」を見せつけてくれたから。

全員の力が均等だということではない。

チームになったとき、個々の才能とはまた違うチームとしての才能が生まれる、と言う意味で。

当然目立つ選手も目立たない選手もいるけど、

チームのメンバーは、自分ひとりでは勝てなかったことをよくわかっていると思う。

一人ひとりの能力が高くても、

フランスチームのようにみんなの気持ちがばらばらだと、まともな試合にさえならない。

みていてちぐはぐだということは、素人目にもわかる。

一人の勝手な振る舞い、リーダーの不在、マネジメント能力のなさ。

すべてがチームワークという目に見えない力をぶち壊す。

まあ、自分だけがよければと思うのなら、

そもそもチームでやるスポーツなんて、やらなければいいんだけど。

W杯のあと、何人かの選手は海外の有力チームからのオファーをうけて、

新しい世界に飛び出していくだろう。

そういうチャンスを生み出すのも、勝利があるから。

その勝利を生み出したのは「チームワーク」だから。

13日のファンミの様子を、いろいろなところで垣間見ると、

SS501のチームワークには揺るぎはないように見える。

だとしたらちょっとくらい試合運びがうまく行かないからって、

批判するほどのこともないだろう。

中村俊輔に活躍の場がないからって、

彼のこれまでの数々の実績が色あせることもないし、この先の未来が暗いということでもない。

ただ彼はどうもW杯と言う大きな大会とはあまり相性がよくないらしい。

それでも不平不満を口にするわけでもなく、チームのためにやっている姿には心を打たれる。

日本代表がこれまでに浴びせられてきた批判を黙って耐え、結果で証明して見せたように、

いつか成果が目に見える日まで、

ファンは温かい声援をおくるしかできることはないのだから。

まして、「信じて」といっているのだし。

そうはいっても、いろいろ言うのは愛情の裏返しなんだよ。

って、きっとわかってくれると思うけど。

「Promise to Promise」 by SS501 日本の“2集”より

teamwork