久しぶりに1日家にいる休日。
午後からたまったDVDでも見るか・・・と思ってテレビをつけたら、
小栗旬くんが。
お~、日本の「類」だ。
しばし小栗君のトークを楽しむ。
大人になったよね~。
「類」をやったときは本当に子どもっぽかった。
(ていうか、高校生の役だし)
子役から芸歴がけっこう長いけど、
ブレークは「花男」なんだそうだ。
蜷川演劇に数多く出演してるシェイクスピア俳優でもある。
(これ以上は小栗旬について語れるほど、知っていることはありません)
そのトークの中で印象に残った彼のコメント。
彼女がいるとかいないとかいう話を突っ込まれて。
「27にもなって彼女もいないような男のファンってどういうんでしょうか」
27にもなって彼女もできないようなその辺の男には、見向きもしませんよ、確かに。
その直後の爆笑問題の太田さんのつっこみに、思わず拍手をしました。
「ファンってのは、もうほんのちょっとでも、望みをつないどきたいもんなんだよ」
ファン心理をものすごくわかってるのね。
(今何をしているか、どこにいるか、誰といるかを)
「知られたくなければ、家から一歩も出ないしかない」
自由でいてと思いながら、ものすごくその自由を奪っているのはファンなんだろう。
プロのパパラッチどころか、いまではその辺で見かけられても、
すぐにTwitterで広まってしまう、とも言っていた。
今どこにいるかということだけじゃなく、
移動の際の飛行機の便名やら、身につけているものの詳細まで、
ものすごくさまざまなことがネット上ではわかってしまって、
最初は面白かったけれども、最近ではあまりの情報の細かさに少し薄ら寒さを覚えることがある。
好きになったらどんな小さなことでも知りたい、と思うのはそれほど変じゃないけど、
それほど変じゃないことも、大きな流れになると、なんだか不気味だ。
そういえばヨン様も、うかつには外にでられないので、
ほとんどを家の中ですごしているというインタビュー記事を見たことがある。
それは大きなファンからの愛情の代償として得た不自由なんだろうけれど。
もちろん、街をあるいていても、誰からも気づかれないというのは、
それはそれで、せつないもんなんだろう。
以前に、ある俳優さんが来日のとき、来日日程は秘密ということだったけれど、
一人もファンがいないのもさみしいので、
「(混乱がないくらいの)ある程度の数」を動員してほしい、
と言う依頼があったという話を聞いたことがある。
なるほどそうやって来日便名がばれるんだ、と思った。
スターとファンが「良い関係」を保ち続けることは、本当に難しい。
そしてファンが増えれば増えるほど、
思いの方向性の違いがでてきて、ファン同士の良い関係もだんだん崩れていく。
あるいは1つの方向だけを見ているファン同士の結束が固まれば固まるほど、
傍から見ると「怖い」状況になっていく。
そしてスターとファンの距離がだんだん離れていくのは、
スターにとってもファンにとっても、良いことじゃないと思うのだけど。
・・・ここまで書いたことと、今日言いたいことって、全然関係ないのだけど。
夜の部と昼の部を別々に売るのは、もう1つ買わせようって魂胆じゃないの?