4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

Voice of SS501

グループの場合、ハーモニーをつくるために誰がどのパートを歌うかというのは、

たいていグループ結成の時に決まっている。

学生時代の仲間が集まってつくったグループじゃなく、

オーディションでメンバーを集める場合には、

ちゃんとその辺は考えて選考してる。

もちろん、そのメンバーで長く活動していくためには、

本人たちの相性だって重要なファクターだろうけど、

プロデュースする側がどういう色合いのグループをつくろうとしているかによって、

選ばれたり選ばれなかったりするんだと思う。

プロデューサーの意図にそぐわなければ、

あるいは「時代」に合わなければ、

上手くデビューできない人なんて、たくさんいるんだろう。

反対に、そのグループに必要とされてる何かを持っていれば、

思いがけず日の目を見るチャンスにだって恵まれるはず。

チャンスに恵まれないことを運がないと嘆く人もいるだろうけど、

運も実力のうち、なんだろうな、やっぱり。

何かをもっていれば、その何かをどうにかしたいと思う人も現れるはずだから。

SS501のメインボーカルは、やっぱりヨンセンだなあと思う瞬間がたくさんある。

いくらリダが好きで、5人で踊っていてもどうしてもリダに目がいってしまっても、

DVDで何回かゆっくり(落ち着いて)コンサートを見たりしていると、

「ああ、今回もヨンセンが持ってったなあ」と思うことがしばしばある。

それくらいやっぱり記憶に残る声だし、歌い方だし、キャラだと思う。

本人はそれほど目立とうとしてない感じがするけど、

結果的に記憶に残ってしまうというのは、やっぱり彼の持ってる「何か」なんだろう。

かといってSS501のハーモニーは、ヨンセン君がひっぱってるかっていうと、

どうもそうじゃない気がする。

5人の中で誰の声が一番「SS501らしい」かといえば、おそらくマンネ・ヒョンジュン。

(私の勝手な意見ですよ)

5人の声はパート別に高さがちがっても、声の質は全然違うので、

それぞれに好き嫌いはあるだろうけど(というか、誰のファンかによって違うだろうけど)、

曲にマンネ・ヒョンジュンの声が入ると、とてもSS501らしく聞こえる。

彼の声の高さと甘さが、SS501にはどうしても欠かせないのだと思う。

曲の歌いだしが誰でも、マンネ・ヒョンジュンのパートになると、

ほっと落ち着く。

それでたぶん、SS501のハーモニーはものすごく男っぽくもならないし、

とてもかわいくもなるし、なんとなく癒されて、

で、結局、何回も何回も聞いてしまうのだと思う。

「君は僕の天国」 by SS501