リダが「イタKiss」のOSTにソロのバラードを入れるんだそうです。
まあ、制作陣はほっとかないよね。
パク・ヨンハ君が「オンエアー」のときに、
自分のテーマ曲を歌っていて、
せつない、いい場面で自分の声が流れるのがてれくさいようなことを言ってたけど、
リダはどうなんでしょう?
バラードっていいなと思うけど、
それは他の曲もあってのバラードだと思うで、
私はバラードだけを歌うのはあまり好きじゃない。
バラード歌手のバラードだけのコンサートにいったら、たぶん退屈するじゃないかと思う。
バラードも歌えるんですよ、っていうのは、
SS501のデビュー当時もかなりウリだったように思う。
年齢的に見ても当然のように「歌って踊れる」アイドルグループと思わせておいて、
「Never Again」みたいなのも歌わせてみせた。
バラード歌手はたいてい歌が上手い。
思いをこめるところや高音がのびるところで音程がはずれちゃだいなしだから。
でも不思議なもので、歌が上手ければバラードが上手いかというとそうでもないような気がする。
なんかこう、ちょっと声に色っぽさがあったり、
その歌手のもつ雰囲気というか、せつない感じがでないと、
バラードはこっちに響いてこない。
表現力っていうか。
恋愛経験をはじめ、いろんなことがあって、
そのときの感情なんかを歌にこめることができたら、
バラードはより説得力をもって聞こえてくるんだろう。
Rain(ピ)が、ドラマをやったあとに、
演技で得たものを歌に生かすようにいわれた、と言う話をどこかで読んだ。
いそがしくて普通の若者らしい生活をおくれなかったアイドルたちにとって、
ドラマで生きる別の人の人生が、
いずれまた歌うときに何かになってあらわれればいいんだ、と思う。
寝るヒマもないアイドルなんかじゃなく、
普通に生きたら、どういうことがあって、
どういう風に女の子とつきあって、どういう風に周りの大人たちと接して、
どういうことを考えるのか。
この曲がほんとにせつなく心に響くのは、
これを出すまでの何ヶ月かのみんなの葛藤やらいろんな思いやらを一度封じ込めて、
3週間と言う短い活動期間にのぞんだせいじゃないかと思う。
そしてたぶん、ここ何ヶ月かでこっちが味わったどうにも言い表せない思いがあるから、
その分よけいにそんな風に聞こえるんじゃないかと思う。
それにしてもこのMV、なんでこんなにさかのぼるんだろう?