「イタズラなKISS」の1話をYou Tubeで全部見ました。
視聴率が3.5%だったそうだけど、
40%を超えてるドラマが同時間帯にあったんでしょうがないのかな。
40%っていうのは、実質的にはたいていの人がそれを見ている状況だろうし、
いままでそっち見ていた人は、とりあえずそっちの続きをみるよね。
新しいドラマは録画で見たっていいわけだし。
韓国ではドラマは全部の局が一斉にはじまらないから、
やっぱり先行ドラマの強みっていうのはある。
リダがドラマをやることについて、よく思われてないという話も聞こえてくる。
わざと見ない層が、視聴率を下げることにどれほど貢献してるのかな?
もし批判したいのなら、見ないといけないでしょ?
あきらかに日本を初めとする海外向けにつくられたドラマが、
えてして韓国内ではウケないということはままある。
韓国で視聴率が悪くても、もう日本には売っちゃったあとだから、
日本ではそんなのなかったことにしてちゃんと放送される。
評判わるかったけど、つい見ちゃってはまっちゃった、ということもけっこうある。
すごく面白いって前評判だったのに、日本人としては「???」だったこともある。
どっちにもいえることは、「ウケは狙ってはいけない」と言うことなんだと思う。
あっちとこっちの「ツボ」が違う以上、
押しまちがえると大変なことになり、いらぬところを押すとそっぽを向かれる。
「イタKISS」はこういう話だよね、と思いながら見ていた。
16話のうち1話をみて、酷評されても、つくってる方はなんとも言いがたいだろう。
16話のうちの1話がどういう位置づけだったかは、あとにならないとわからない。
たいていの韓ドラは最初の3話は我慢してみないといけなくて、
続きがみたくなるかどうかの境目は4~5話からで、
8話まで見られれば、続きは見てしまわないといけない気になる。
(日本のドラマはその辺で終わりだ)
16話は韓ドラとしてはちょっとものたりないかもしれないけど、
18~19話あたりでものすごくダレるので、
20話を超える場合は、脚本家の力量がかなり重要になる。
1話は登場人物の設定や紹介に終始した感はあるし、
芸達者な脇役陣にくらべてリダの演技力がどうのと言う評価はあるけど、
そもそも「イタKISS」の入江くんは「やな奴」なんですよ。
自分の周囲のことについて何の関心もないような。
そんな入江くんが、琴子のせいでどこまで変われるかがこの話のポイントなので、
リダのまるで自分の演技力にさえ関心がないかのような「演技」が、
これからオ・ハニにどれだけひっかきまわされて変わっていくかが楽しみでもある。
たぶん、いずれ入江くんが琴子にだけみせる極上の笑顔、
どうしても琴子が入江君を好きにならずにいられないその笑顔、
そのために、リダがキャスティングされた意味があるんだろうと思ってるから。
昨日の放送が終わって、1、2時間後には
「よかった」と言う記事も「ひどかった」と言う記事もどっちも出た。
いくらネット社会とはいえ、個人のブログじゃあるまいし、
とてもプロが取材した上で出した客観的な記事とは思えない。
擁護派(というかMBCより?)かアンチが意見を述べたに過ぎないと思う。
3.5%と言う数字に対しては、
それが視聴者の評価だということは、ある意味ちゃんとうけとめなきゃいけないものなのかも。
まあ、率直な感想をいえば、この数字はひどい。
数字の大好きな韓国、視聴率の話題も日本よりかなり派手に記事になるけど、
ちょっと見ない数字だった。
でも6とか8だったら、その辺から抜け出せそうもない気がするけど、
3.5なんて聞くと、「どれくらいひどいの?」ってちょっと興味もわかないか?
これ以上落ちそうもないし。
それに「初回放送過去最低」を記録した「イタズラなKISS」は、
そのことが話題に出るたびに思い出されるドラマになりそうだ。
どんなことでも1番がいいって、誰か言ってなかったっけ?