うちにBOSEのパーソナルオーディオっていうのがあって、
自分の部屋にはないからふだんそれで音楽を聞くことがないのだけど、
たまに誰もいない日の午前中とかに、
それでK-POPを聴いていることがある。
ふだん聴くときはもっぱら通勤中にiPodで聴くことが多いから、
それはそれで周囲の音を避けてる感じがいいんだけど、
BOSEっていうオーディオ機器が出す重低音のよさは、
私のような音楽素人にもよくわかる。
音楽を聴くときの設備にあんまり関心がなかったけど、
これがうちにきて、最初にオーケストラかなんかを聴いたときに、
すごいなあこれ、と思ったもの。
で、久しぶりにそれでSS501を聴いたのだけど、
「Destinaion」を聴いたのは初めてだったかな。
ふだんイヤホンで聴いてる音、
両耳だけじゃなくて頭のてっぺんから響く音を聴いてたはずなのに、
BOSEで聴いたこのアルバムはまた格別でしたよ。
特に「Let Me Be The One」、
すごくたくさんの音がする曲なんですね。
この曲のリズムをとる低音がすごく心地よく響いて、
思わずかたづけものをしていた手をとめてしまいました。
低音がきれいな一方で、
ヨンセン君の高音はすごくよくのびて聴こえる。
K-POPというかSS501を見る時は、移動中のiPodは別にして、
You Tubeとかで見るときも、どうしても動画と一緒に見ることが多いから、
こういうサウンドそのもののよさはあまりわかってなかったかも。
今のK-POPの時流である「中毒性」はないけど、
それよりもその時流とは一線を画していこうという方向性が見えるっていうのは、
こういうことか、と納得した。
逆に「中毒性が強い」といわれる曲をこのオーディオ機器で中途半端な音量で聴くと、
ちょっと空間に音がひろがりすぎて、なんか変なの。
癖になりそうな曲は、すごく狭い部屋で大音響で聴くか、
ヘッドホンかなんかで聴くといいのだろう。
曲を聴くときは、歌ってるのが見たい、
踊ってるのが見たいと思ってしまうのだけど、
こういう楽しみ方ができるというのは、
もうそろそろアイドルグループという冠をはずしてもいいのかもしれない。
デビュー当時から「音楽性」についてはいろいろ言われていたSS501、
その辺はどうしても追い求めていきたかったところなのだろう。
「Let Me Be The One」 by SS501 音だけで。
CDを買っても一度iPodにいれてしまうと、
なかなかCDそのものを再生することがないんだけど、
彼らが自分たちのサウンドにこだわるなら、
こちらもそれに応える聴きかたをしないと。