3時間かけてリダの「スペイン」のDVDを観た。
今日はまた暑さがぶり返して、
どこにも出かけずにこういうのを観るには適した休日だったから。
感想は・・・・。
リダファンは楽しめる。
そうじゃない人はそうでもない。
そんな感じでしょう。
曲がSS501なのにリダしかでてこないのに、
納得いかない人もいるでしょうね。
写真集という分野はもともと韓国にはなかったそうだ。
日本で韓流という「分野」がでてはじめて、
スターたちがこういうものを出しはじめたとか。
なかった、ということを聞いて初めて、
こういうものがアチラでは不思議なんだ~と思ったわけだけど、
日本ではアイドルは写真集を出すもんだと思っていたので、
向こうのファンは何を楽しんでいるのだろうとまた不思議に思ったり。
言われてみれば、
歌手ならば歌っているのが仕事だし、
俳優ならば演じているのが本来の姿だし、
動かない写真って何なの?っていう感じはあるのかもしれない。
それくらい、歌手ならば歌が上手いこと、
俳優ならば演技が上手なことが第一で、
そもそも「見た目がいい」ことが商売になるとは思ってなかったのかも。
ここ数年でいろんな韓流スターが写真集を出しているけど、
リダの写真集も含めて、
まだ日本でいうところの「写真集」の意味はわかってもらえてないような気がする。
写真集は基本的に被写体と写真家のセッションだから、
誰が撮ってもいい、っていうわけじゃないんですよね。
(裸がでてればいいっていうのはおいといて)
末尾のクレジットを見ると「ARTIST」はキム・ヒョンジュン一人で、
Photographerの名前は、後ろのほうにしか出てこない。
書籍としてのアート・ディレクターの肩書きの人もなければ、
クリエイティブ・ディレクターもいない。
いるのかもしれないけど、クレジットを入れてもらうほど
重きを置かれてないんでしょうね。
リダの写真集はアチラで企画されたものだから、
その点まだしょうがないのかなと思うけど、
つまりそういうことなんだなあと思う。
単なるアイドル写真だろうって言えばそれまでなんだけど、
撮れた写真を並べただけって言う感じはいなめない。
カメラマンの側に「撮らなければいけないキム・ヒョンジュン」がいて、
被写体であるリダに「見せなければいけない姿」があって、
それはそれなりにマッチしたのかもしれないけど、
カメラマンの側に「引き出してみたいキム・ヒョンジュン」があったわけでも、
リダに「表現したい何か」があったわけでもないと思う。
そこまで高尚であることも望まれていないか。
っていうかスターの「写真集」と言う文化が、
韓国でカメラマンの作品としても受け入れられるまでには、
まだ時間がかかるんだろう。
DVDの出来もまあそこそこなんだけど、
DVDのほうが動いてる分だけ、リダらしいというか。
一瞬一瞬もきれいなんだけど、
やっぱり動かなくちゃ、リダ。
大好きな犬と一緒もいいけど、
この犬にてこずってる姿もなかなかいいよ。
ホンモノのフラメンコ、見れてよかったね。
(お友達は興味なさそうだ・・・)
それにしてもなんでこれに「リベルタンゴ」が使われてるの?
スペインの曲じゃなくて?
メッシへのオマージュってわけでもないでしょうに。