たまにネットオークションに、
同じアイドルのグッズをいろいろ出品する人を見かける。
「ファン、やめちゃったのかなあ?」
「誰に乗り換えたんんだろう?」
「うひゃ、こんなのまで値段をつけるんだ~」
なんて思いながら見てる。
何かの理由があってファンをやめるときに、
「捨てちゃう」んじゃなくて「売っちゃう」というのが、
「次」が見つかったんじゃないかな~、と思わせる。
「捨てちゃう」のはなにか人生的な方向転換があったんじゃないかと思う。
「そのまま持ってる」のにはどこか未練がましさを感じる。
その対象への思いを捨てきれないというよりは、
思っていた過去の自分を捨てきれないっていうか。
ブックオフなんかにもたまに寄ると、
前はこんなのなかなか出てこなかったのに、と思うものにときどき出くわす。
「嵐」のCDやDVDはめったにお目にかからない。
ファンが手放さないんだろうね。
ほんとにたまにでても希少性が高いからか、
あんまり値段が下がっていないことが多い。
そして希少価値が高いものは、驚くほどのスピードでまた誰かに引き取られる。
今日は珍しく東方神起のCD2枚に出くわした。
ベストアルバムは定価とほぼ変わらない値段で「J-POP」の棚に並んでいたけど、
この2枚は「ワールドミュージック」のところに埋もれるようにあった。
この棚をじーっとみていると、たまにこういう戦利品があって、楽しい。
大事にされていたようで、ケースにほとんど傷もないし、盤も歌詞カードもきれいだ。
手放した人に楽しい毎日がありますように。
そのほかには、「美男ですね」のOST Part2とSuper Junior-Tのアルバムが見つかった。
普通にCDショップに定価で並んでいたら、今日は買わなかったものだ。
寄るつもりもなかったのに、なんとなく足が向いて、
たまたまこういうのに出会うと、なんか運命的な出会いを感じる。
それは大げさか。
欲しくて欲しくて、それでも出会えないものだってあるのに。
別れにはきっと理屈があるけど、
出会いには理由はないからなんだろう。