「イタKISS」を見ていたから言わなかったけど、
本当は「成均館スキャンダル」のほうにはまっていました。
ドラマとしては。
「字幕なし」のドラマをこんなに楽しむのは、久しぶりです。
「イタKISS」はどうも、リダの演技がどうの、演出がどうのと、
ドラマの本筋以外のとこが気になってしまって、
それはドラマを楽しむという意味からは「×」な話なんだけど。
ユチョンのドラマだってユチョンペンはそう思ってみているのかもしれないけど、
私は純粋に「ドラマ」にはまっちゃってます。
成均館儒生のみなさん、
いくつくらいなのかと思うけど、
昔のことだし、ヒゲをはやす前だし、結婚前だし、
たぶんみんな10代くらいの設定じゃないかと思う。
それでいて酒はあり妓生遊びはあり。
妓生遊びはするけど、本気の恋愛に対しては妙に奥手で。
時代背景を朝鮮王朝時代にしただけのラブコメといってしまえばそれまでだけど、
その時代ゆえの大胆さやもどかしさを
生かしきった展開じゃないかと思う。
思うに、いまどきのラブコメやロマンスドラマをつまんなくしたのは、
携帯だろうと思う。
この前も
「待ち合わせ場所で会えないときは、昔はどうしてたんですか?」
という質問をされたけど、
最近はそんなこともわかんないのかあと、がっかりした。
それくらい想像できないのかと。
たぶん自分の都合だけでいつでもどこからでも電話して、
相手の気持ちや立場を思いやる気持ちが、世間一般に以前よりはなくなっているんだろう。
待ってるほうの気持ちを思いもつかないっていうか。
携帯出現以降、恋愛ドラマのドキドキ感は減って、イライラ感は増しているように思う。
メールひとつ来る来ないで、周囲の反応ばかり気になって、
ものごとは簡単になり複雑になった。
「成均館~」ではだれもが「それ以前」のときめき感を思い出すんじゃないだろうか。
あと2話。
これがいいところではいるんです。
3人の曲もいいけど、
せつない系のときはジェジュンで、
ちょっと「どうなるの?」って言うときはジュンスで終わる。
後半それが交互にくるような、面白い展開。