これでもけっこう長く韓流ファンなんぞをやってるけど、
「空港にお迎えに行こう!」などとは一度も思ったことがないので、
来日情報をチェックしたことがなかったから、
昨日のリダの来日も、「あ、来たんだ~」くらいにしか思っていなかった。
14日にイベントがあるんだから、来るのはわかっていたけど。
いつもペンブログさんたちからの情報をありがたくいただいてるだけだったので。
羽田が新しくなったからなのか、
ペ・ヨンジュンさんの1年以上ぶりの来日のためなのか、
4000人のお出迎えだったそうだ。
(いつも思うが、これ、誰が数えるんだろう?)
これまで警備の都合で羽田に降りることができなかったスターたちが、
これからこぞって羽田に来るんでしょうね。
それじゃあいつも、仁川―成田じゃなく、
金浦―羽田を行ったりきたりしていた人たちはなんだったの?と思うけど。
4000人のうち、大半はヨン様ファンなんだろう。
お出迎えの数だけで、その辺のホールをいっぱいにするくらいの力を持つヨンジュン・ヒョンのすごさを、
そばにいたリダが一番感じていたんじゃないかなと思う。
この力があったからこそ、いわゆる「韓流」ってものが続いているだと、
私もあらためて実感した。
作品のよさとか、そのあとに続いた俳優たちのレベルだとか、
K-POPの新しさだとか、いろいろ要因はあったかもしれないけど、
おおもとはやっぱり「ヨン様」なんだと思う。
ヨン様以外のものがどれだけあっても、ヨン様がなければ今の「韓流」はない。
(な~んてことは、どこの韓流批評家でもいっておられますが)
東方神起が作った流れは、また全然別のものだから。
そのヨン様の隣に、めずらしく添えものっぽくいるリダを面白く見ていた。
コアなヨン様ファンにとっては、「SS501のリーダー、ヒョンジュン」というよりは、
「ヨンジュンさんが最近かわいがってる子」くらいの認識しかないらしい。
私の知り合いのヨン様ファンがそういってたもの。
「ああ、最近ヨンジュンさんの会社に入った子ね」
空港でのリダの愛想は、リダペンにはなんだかすこぶる評判がよろしくないようで。
「いつものリダと違う」と思う意味もわかるし、
無理に愛想をふりまくリダはいやだけど、笑ってる顔がかわいい~という気持ちもわからなくはない。
ファンというのはどうしても「最高にかっこいいパフォーマンスをする彼」と、
「ふと、素に戻った時の何気ない表情」っていうのが、
両方大好きなんですね。
その両方をまんべんなくファンに見せてくれ、っていうのは、
公も私も境目がなくなってしまうような、かなり無理な注文だと思うけど、
ヨン様はファンの前からの「不在」という時間を作ることで、
徹底的に「私」を隠す一方で、
ファンの前ではファンが一番喜ぶものが何かを考え、
それを見せるっていうスタイルを作り上げた。
それがあの独特の「ほほえみ」なんだと思う。
ヨン様はたぶん、あのほほえみをわざと作ってはいない(たぶんよ)。
ファンの前に出ると、自然とそうなるのだ。
そしてファンも「ヨン様のほほえみ」を見ることが至上の幸福なはず。
ヨン様ファンにとっては、この「ほほえみ」が取り持つヨンジュンさんとの関係が絶妙なのだ。
リダとリダペンには、まだこのビミョウな均衡はとれていないように思う。
ファン側の渇望というか、要求が強すぎるような気がして。
「ヨン様のほほえみ」に匹敵する何かが、これから見つかるかどうか。
明日、「ほほえみプロジェクト」は、
リダペンにとっては、ナマリダを見る今年最後の機会だろうけど、
リダにとっては、ヨン様ファンへの「キム・ヒョンジュン」のお披露目でもある。
俳優としてやっていくには、歌手としてのパイだけでは十分ではない。
歌手としてのリダのファンと俳優としてのキム・ヒョンジュンのファンを一致させていかなくちゃならないから。
そして社長であるヨン様にとっては、日本でのキム・ヒョンジュンのパワーがどれほどのものであるか、
肌で感じてみるチャンスなのだと思う。
そういえば、リダから「ヨン様の話」って言うのはときどき聞こえるけど、
まだヨン様が語るキム・ヒョンジュンってのを聞いたことがない。
会場がどんな空気になるのか、全然想像がつかないけど、
けっこう楽しみ。