4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

バラード

「I love you, I'm sorry」 by Heo Young Saeng

OSTヨンセン君のソロが入っているというだけの理由で、

「クリスマスに雪は降るの?」というドラマを見た。

「究極のラブストーリー」とか銘打ってあったし、

コ・スとハン・イェスルというロマンスドラマっぽいキャスティングでもあったので、

そのつもりで見始めたのだけど、これが大違い。

重く苦しく、16話というのに長い長いつらい話だった。

このドラマとクリスマスはあまり関係がない。

クリスマスのような、人々が指折り数えて待つような楽しい日が、

いつかはやってくること。

その日に雪が降るかどうかをドキドキしながら待つことの期待感、

と言う意味を持たせたらしいのだが、

「その日」の来るのがなんと長く苦しいドラマだったことか。

ヨンセン君のこの曲は、ドラマではあまり頻繁には登場しない。

この詩のように、「愛している」と相手に素直に言える場面がなかなか出てこないのだ。

一番、印象的に使われたのはやっぱりラストシーンかな。

「愛してる、ごめん」が日本語のタイトル。

(紛らわしいタイトルのドラマがあるけど、別物)

いろんな経緯があって、

その人を想うこと、そのこと自体が相手や周囲を苦しめてしまって、

何度も何度もあきらめよう忘れようと思ったけれども、

結局最後はその人に戻ってしまう二人。

そういうドラマに使われる曲なので、

メロディがとてもロマンティックでドラマティック。

バラードの帝王とか貴公子とか呼ばれる歌手たちが、

みな伸びやかな高音を持っているように、

ヨンセン君の声も、こういう曲では、よりその力を発揮する。

1月のファンミの時に、バラードの音程をはずして苦笑いしていたヨンセン君。

「バラードを歌うときにあまり緊張しないんだけど」

と言っていた。

そのときは直前に流されたDVDの映像を見ていて、

「気持ちを上手く切り替えられなかった」と言っていたけど、

こういう複雑な感情の曲のときは、どういう気持ちで歌い始めるのだろう?

「恋人には歌を歌ってあげる」と言ってたヨンセン君だけど、

それはその辺の男が言う、何百倍も威力があるでしょうね。