4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

「男」から「大人」へ

どれだけ言葉を尽くされても、

この目で見ないと良くわからないことがある。

「百聞は一見にしかず」ということ。

なるほど、リダのいう「男」ってのはこういうことだったんだ。

・・・と今日納得した。

「Break Down」 by Kim Hyon Joong

女の子みたいにきれい、といわれるリダだけど、

私はリダを女みたいだと思ったことはない。

彼はいつだって「男の子」であって「女の子」ではない。

男女の境目がだんだんなくなってる日本に比べて、

まだ韓国では「男は男らしく」、「女は女らしく」ということの価値観が高いように思う。

男は過剰に男を前面に出すし、女もまた過剰だ。

社長のヨン様と仲がいいというパク・ジニョンさんのインタビューを見たことがあるが、

以前の「現地化」する韓流ではなく、K-POPとして日本やアジア、海外に出したい、

ということを強く言っていた。

その近いところにいるであろう彼のアドバイスや考えが、

今回のリダの楽曲にどれくらい反映されたか知らないけど、

いわゆるK-POPの王道でもって、

キム・ヒョンジュンをまずアジアに売り出す、という意図は強く感じられる。

リダに対してあくまでも甘口に言えば、

「かっこいい」のひと言に尽きるし、

辛口にみれば、「大きな勝負だなあ」と言う感じがする。

やわらかいソフトな王子のイメージのリダは壊したかもしれないけど、

良くも悪くも「K-POP」と言うイメージからは外れなかったからだ。

ああ、K-POPってやっぱりこうなんだ、というか。

「男」であることと「大人の男」であることはまた違うと思う。

こういう線を「男」と思っているなら、まだまだかわいいよね、と思う。

なんて、いきがっちゃってんの?っていう感じがする。

こんなこともあんなこともやってみて、

それが5年後、10年後にどういう意味をもって「大人」にしてくれるか、ね。

そういう意味で、

ああ、キム・ヒョンジュンは「今」だけで判断できない男になっちゃったな、と思う。

この先どうなるのかを、見届けないといけない。

で、このまま引きずられるのか、私。