どれだけ言葉を尽くされても、
この目で見ないと良くわからないことがある。
「百聞は一見にしかず」ということ。
なるほど、リダのいう「男」ってのはこういうことだったんだ。
・・・と今日納得した。
「Break Down」 by Kim Hyon Joong
女の子みたいにきれい、といわれるリダだけど、
私はリダを女みたいだと思ったことはない。
彼はいつだって「男の子」であって「女の子」ではない。
男女の境目がだんだんなくなってる日本に比べて、
まだ韓国では「男は男らしく」、「女は女らしく」ということの価値観が高いように思う。
男は過剰に男を前面に出すし、女もまた過剰だ。
社長のヨン様と仲がいいというパク・ジニョンさんのインタビューを見たことがあるが、
以前の「現地化」する韓流ではなく、K-POPとして日本やアジア、海外に出したい、
ということを強く言っていた。
その近いところにいるであろう彼のアドバイスや考えが、
今回のリダの楽曲にどれくらい反映されたか知らないけど、
いわゆるK-POPの王道でもって、
キム・ヒョンジュンをまずアジアに売り出す、という意図は強く感じられる。
リダに対してあくまでも甘口に言えば、
「かっこいい」のひと言に尽きるし、
辛口にみれば、「大きな勝負だなあ」と言う感じがする。
やわらかいソフトな王子のイメージのリダは壊したかもしれないけど、
良くも悪くも「K-POP」と言うイメージからは外れなかったからだ。
ああ、K-POPってやっぱりこうなんだ、というか。
「男」であることと「大人の男」であることはまた違うと思う。
こういう線を「男」と思っているなら、まだまだかわいいよね、と思う。
なんて、いきがっちゃってんの?っていう感じがする。
こんなこともあんなこともやってみて、
それが5年後、10年後にどういう意味をもって「大人」にしてくれるか、ね。
そういう意味で、
ああ、キム・ヒョンジュンは「今」だけで判断できない男になっちゃったな、と思う。
この先どうなるのかを、見届けないといけない。
で、このまま引きずられるのか、私。