4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

グッズ

数日前、新大久保へ友人を連れて行った。

彼女はK-POPに興味があるというより、

キャラクターグッズの展開に興味があるそうで、、

「新大久保ってすごいんでしょ? 一度見て見たい」

というので、二つ返事で案内を引き受けた。

平日の夕方というのに、どこもけっこうな人出で、

友人が以前新大久保に足を踏み入れたころは、

まだ女性一人じゃちょっと・・・というくらいのアヤシイ街だったそうで、

原宿の竹下通り並みの若い人たちにちょっと驚いていて。

新大久保駅に近いところから順に、

いつもの「私のルート」を紹介したわけだが、

今週はどこの店でも「Break Down」や「Please」がかかっていましたわ。

イチ押しなのか最新なのか、

リクエストがあるのかないのか、

その辺のところは良くわからないけど、

ともかくリダのMVを流しているモニターを指差して、

「私のイチ押し」と友人に刷り込んだ。

そのほかは良く区別が付いていないような感じでしたが、

一通りお店をめぐって、「コリアプラザ」に行き着くコロには、

彼女もすっかり「キム・ヒョンジュン君」を他の歌手と区別するようになってた!

あるショップのどこかから「チェバル」が聞こえてきたので、

「ちょっと見てくる~」といって小走りになる私。

12日の人気歌謡の録画を流していたんだけど、

PCの小さい画面じゃなくて、ちゃんとしたモニターで見られたので、

思わず見入ってしまいました。

友人も一緒に「Break Down」まで付き合ってくれたけど、

見るなり、口パクだ、ということはわかってしまいました。

(わかるか)

かつて音楽業界の仕事をしていたと言う彼女、

「お金かかってるね~」と。

このセットとダンサーの数でどれくらいかかるかっていうのがわかるらしい。

(どれくらいと思う?ってきいて見ればよかった)

もちろん、日本円での話しなので、

ウォンの感覚ではたぶんずっと安いだろう、と思う。

いまだに韓国歌謡界の「活動期間」っていう習慣はすごく不思議だけど、

確かに3週間くらいの短い期間に集中的にテレビ番組にでるから、

予算と予定をたててセットやダンサーさんを契約できるのかも。

ダンサーさんたちも、いろんな歌手のバックを渡り歩くのかな。

「ちょっと前のユーロビートっぽいね」

と、友人は「Break Down」を見ながら言う。

そう、この音楽は最先端じゃないなあ~とは素人の私にもわかってたけど、

あまりに最先端では、大衆はついてこないかもしれない。

ちょっと聞き慣れた感じがして、

どこかちょっとあたらし目。

その辺が狙いどころだろうか。

これがK-POPってもんなのか、と思われたかもしれないので、

この曲はKAT-TUNや滝沢君の曲も作る在米韓国人が作った、

と言ったら、不思議そうな顔をしていた。

「Break Down」 by Kim Hyun Joong (人気歌謡 2011.6.12)

ショップを案内する間に、

彼女が驚いていたことがもう一つ。

K-POPのCDのケースの多様性、というかばらばらな感じ。

「これって、日本のショップはいやがるよね。きれいに並べられなくて」

おっしゃるとおり。

だけど、CDの売れない韓国では、こうやって大きさを変えたり、

写真集をつけたりいろいろ目立つ工夫をしないと売れないんだよ、と説明したけど、

それは収納に困っている私も、一概にいいとも悪いとも言い切れないこと。

同じ店内で、

日本版CDは折り目正しく棚に並び、

韓国版は目立とうと自己主張している。

肖像権なんかどうでもいい感じのグッズの氾濫をみて、

友人はちょっとあきれた感じだったけれど、

その店舗にスターが来店した際のサインも並んでいて、

「ああ、これ(勝手に作られたグッズ)はOKなわけ?」

と聞いてきた。

中にはちゃんと権利の許可をとったシールが貼られているグッズもあり、

どうみても、その辺の写真をつかって勝手につくられたグッズと共存している。

「OKじゃないだろうけど、ここにたくさんあるっていうのも人気の証しだしね」

というあいまいな返事をしてみたけど、

キャラクターグッズの展開ってホンモノとニセモノのせめぎあいで難しそうです。

グッズを見ながら、

「こういうのたくさん持ってるの?」

と聞かれたけど、

「ま、ちょっとは・・・。いただきものも多いし」

などとその辺もまた適当にお返事。