4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ソロ・ライブ

「中? そと? 外は雨、降っていますか?」

「僕は『雨オトコ』といわれています」

「雨オトコ」だということは十分認識してるんだ。

でもそのことより、

「今日はMCはいません。僕が一人でやります」

というコメントが印象的だったオープニング。

「質問コーナー」とか「ゲームコーナー」とか、

最近のイベントにありがちな時間が一切ない、

マンネのソロ・ライブだった「Summer Festival」。

2日目の昼の部を見てきました。

途中ゲストの歌コーナーはありましたが、

2時間にわたって、歌とダンスとおしゃべりをたっぷり見せてくれたマンネ。

「マンネ~」という会場からのかけ声には、

「ネ~、マンネです」とそのたびに答えていたけれど、

「ヒョンジュン!」と言う声に嬉しそうだったので、

やっぱり「マンネ」ではなく「ヒョンジュン」と呼んであげないといけないのかなあと思ったり。

「マンネ」と呼び続けるのは、そう思うこっちが

SS501」の時点にとどまっていて進化していないような気持ちになる。

良く踊って、良く歌いましたね。

1000人ほどの会場だけど、

これくらいがライブ感があって、とてもいい。

ステージからも会場のスミまでファンを見渡せたと思う。

いつか大きい会場で、と思うけど、

これくらいの会場をいっぱいにした熱い声援が

彼の今の力になればと思う。

Kim Hyung Junの曲はどれも、

彼と会場のファンが一緒にのれる曲だ。

彼が好きだというミディアムテンポの曲やR&B系の曲は、

会場のリズムと上手く一体になる。

日本のファンは韓国のファンよりずっとおとなしく、

曲のリズムに合わせて、

時にはキム・ヒョンジュンの振る腕の動きにきちんと左右をあわせて、

全体が揺れ動く。

リダのイベントのときとの違いを良く感じられたのだけど、

リダのイベントには「ドラマファン」がけっこう多く、

曲のときに、いわゆるK-POPファンとは違うノリを見せる。

マンネペンはどこからのファンでも、

おそらく歌手キム・ヒョンジュンのファンなので、

コンサートがコンサートらしい。

マンネもまた、歌手らしくコンサートを仕切る。

マンネペンならみな知っているけど、

ダンス曲もいいが、マンネのバラードがまたいい。

高くはないが低すぎない甘い声が、

バラードが表現するせつなさをいっそう高めてくれる。

SS501メンバーの中で一番長い練習生としての6年は、

ダテじゃないんだなあと思わせる、発声とかダンスのキレ。

ソロデビューといってもデビュー7年目の余裕。

かっこいい歌を歌っているときはすごくかっこつけるのに、

おわったあとに会場に向ける「どうだった?」とでもいいたげな笑顔のギャップがたまらない。

このツアーでは1人で歌う「I AM」が聞けたのがよかったし、

「他の女の子じゃなくて君」のラップのところを

オリジナルのラップにかぶせて、マンネが自分で入れたのがとってよかった。

2月のショーケースより日本語も格段に上手になっているし、

曲調もバラエティに富んでいるし、

また見たいという気持ちと同時に、

もっとたくさんの人にCDだけじゃなく、

動くマンネのステージを見てもらいたいと思う。

会場内の熱気よりも、外の空気のほうが涼しく感じられるほどだった。

外にでたら人だかりがして、

キボム君とオンマがでてきたところに遭遇した。

おととい一緒の来日だったので、

東京公演を見に来るとしたら昼の部かなあと思っていたのだが、

その通りだったみたい。

「Girls & OH! AH!」 by Kim Hyung Jun

一夜明けて思い出したことを。

「最後の曲です」とマンネが言った時、

会場から「Love Ya!」と声がかかった。

その声にちょっとびっくりしたようだったけど、

すかさず、ぴょんとジャンプする「Love Ya」のポーズをして見せて、

会場を沸かせた。

こういう瞬発力が、マンネらしい。