5人それぞれのソロデビューを終えて、
5人でいたときには見えなかった個性とか、
長所とか、もちろん短所もいろいろ見え隠れした。
短所と言っても、それはダメな部分ということではなくて、
今後の伸びしろというか、もっとよくなっていける部分というか、
5人だとあんまり目立たなかったけど、
これからはちょっと磨いていってもいいかなという面と言ったらいいだろうか。
欠点のないのなんてダメなんですよ。
欠点さえも個性にして、他の人との「違い」として見せていかないと。
何もかもが完璧だったら、たぶんファンのほうが引いてしまうでしょ。
凡人にはないスター性にうっとりし、
誰にでもあるような欠点にホッとする。
それでフタを開けたら、また違う面を見せてくれたりしたら、最高だね。
それでもファンはうっとりする相手に「完璧」を求めてしまう。
完璧だから大好きだというよりは、
私が好きなんだから完璧でいて、という情け容赦ない願望のような気もする。
ソロデビューは音楽の方向性にも選曲にもダンスにも、
それぞれに違いがでて、ちょっとホッとしたことは、
それがそれぞれによく似合っていたことだ。
さすがに右も左もわからない新人と違って、
みんな自分のことをよくわかっていたからだと思う。
人として一番周囲からいろんなものを吸収できる時期に、
いろんな経験をして、
裏も表もいろんなものを見たことは大きかったんじゃないかな。
デビュー時と違って、この7年には女性経験もそれなりにあって、
それで得たものもなくしたものもあって当然だし、
それをまた歌とかダンスとかに加味していけるのなら、そのほうがいい。
聖人君子じゃなくて、成人男子なんだから。
それはそうと、それぞれのソロステージで、
私が一番個々の個性が出たな~と思ったところは、「襟=えり」です。
みんな違うネックラインの衣装で登場しました。
それがまた本当にみんな自分らしくて、いいなあと思って。
この写真はたまたまみんなモノトーンで。
それも大人を意識したのかな。
ミンのミリタリーっぽいロングジャケットの華やかな襟、
マンネの長い首を素敵にみせたスタンドカラー、
リダは、そもそも襟なんてどうでもいいルーズな首回りでした。
そしてキュジョンはシャツ襟がとってもかっこよくて。
彼ら位のスタイルだったら、
どんな服を持ってきてもそれなりに着こなしてしまうと思うけど、
それでも一番似合うものを選択できるセンスというのは、
これまでにたくさんの衣装を着てきたからこそ身につけたものなのだろう。
5人そっくりおそろいっていうのも、そりゃあかわいかった。
このときはヘアスタイルで主張してましたね。
リダのミューバン1位を祝して。
5人でとった1位。