友人に「最近これにはまっている」といって、You TubeのURLを送った。
そしたら翌日、「耳について離れなくなった!」と返事が。
「Don't touch my girl」 by BOYFRIEND
そうなのだ。私もずっと、それ。
この曲はKARAやINFINITEも手がけるSweetuneが提供した楽曲ときいてなるほど、と思う。
耳ざわりがいいというか、なじむ。
それでちょっと口ずさんでみると、結構むずかしいメロディラインだ。
SS501の「FIND」や「君は僕の天国」もそうだけど、
Sweetuneの曲は基本的に易しくない。
というか、歌のへたな人にはカラオケで歌うのは難儀な曲だ。
先日BOYFRIENDがBSプレミアムの「熱中スタジアム」にゲスト出演していて、
好きな日本の曲を聞かれていたのだが、
「安全地帯」という答えにあまりにびっくりした。
16、7歳の男の子の答えにしては意外すぎた。
Sweetuneのインタビュー番組を見たことがあるけど、
彼らが若いころ(というか今でも若いけど)聞いていた音楽が、
そのころまだ韓国では自由にきけなかった「安全地帯」とかだったそうで、
BOYFRIENDのメンバーは、Sweetuneのルーツであるそういう日本の曲をたくさん聞かされていたのかもしれない。
あるいは、彼らの親の世代が。
日本語の発音一つ一つがきちんと音に乗り、
きれいなメロディをいっぱい作っていたころの日本の曲だ。
K-POPというといわゆる中毒性のある繰り返しの印象的なリズムの曲ばかりという印象が強いが、
最近はこういうメロディのきれいな曲、というか歌らしい曲もちょっと目立ってきた。
言葉なんかわからなくてもリズムにのっていればいいという曲と違って
そういう曲はどんな歌詞なんだろうと知りたくなる。
歌詞がわかるとよりその曲に入り込める。
1980年代の安全地帯なんかの音楽に親しんできた作り手たちがいる一方で、
日本に進出してきたアイドルたちは、
今の日本にあふれている音楽に直接触れることになる。
最近の日本の音楽番組はランキング番組ではないので、
いろんなタイプの話題性の高い音楽や、国内外の曲のカバー、
違うタイプのアーティストによるコラボレーションなんかを出すので、
そういう番組に出演するK-POPのアーティストたちには、
それがどういう風に見えるのかなあと、いつもとても興味深い。
これも、なんかどっかで聞いたことあるような
懐かしさいっぱいのメロディの曲。
特に「レ~イディ」のフレーズ。
大国男児って、こんなこともできるのね、と感心した1曲。