4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ソロデビュー

今年の1月のジョンミンにはじまって、

9月のキュジョンまで、

それぞれのソロデビューを振り返ってみると、

その順番というのにはいろいろ意味があったように思う。

最初から順番が決まっていたわけでもないだろうし、

結果論といえばそれまでだけど。

アイドルグループ全盛のなかで、

ばらばらにソロとして出ていくことを私もすごく心配してた。

最初に出ていくのは注目も集めるけど、

不安も大きかったと思う。

それぞれソロとしてやっていけるのか。

後に続くメンバーにとっても大きな試金石になったわけだから。

「Not Alone」というタイトル通り、

一人だけど一人じゃないというジョンミンの力強いメッセージは、

5人じゃないけど1人でもないという安心感をくれた。

後になって考えても、

やっぱり最初に出ていくのはジョンミンしかいなかったかなあと思う。

誰よりも先に言葉を習得してその国で通る道を作ってきたのは彼なんだろう。

マンネのソロは彼が好きだといっていた明るいミディアムテンポのダンス曲「OH! AH!」と、

SS501時代から本当に好きな曲だったと思う「Girl」で、

「501らしさ」を一番残したと思う。

何よりもいち早く日本のレーベルと契約して、

彼の評価の高さを示してくれたことがうれしかった。

ヨンセンのソロはSS501のメインボーカルとして、

ジョンミンとは違った意味で失敗が許されなかったはず。

それなのに誰もが得意と思っていたバラードではなく、

ダンス曲で出たことに驚いたけれども、

反面ソロ歌手としての幅の広さ、振れ幅の大きさを見せてくれたと思う。

バラードなんかいつでも上手に歌える。

そういうかっこよさがあった。

リダのソロは、誰が見ても絶対に売れなければいけないというプレッシャーの中にあった。

曲もダンスもその後に続く日本ツアーまで、

あらゆる面から絶対に売れるように作られたし、

結果もその通りだった。

それでも周囲のお膳立てだけで売れるわけではない。

自分でプロデュースにも参加したということだが、

それは自分がやりたいことがいくらあったとしても、

長所も限界もよく知っていなければ客観的には判断できないこと。

キュジョンのデビューがなければ5人そろってのソロ活動はなかった。

韓国皇室皇太子という大役を経て、

大人の雰囲気でスタイリッシュなデビュー。

4人はちょっと背伸びしてイキがったところを見せたけど、

キュジョンはすらっとした体つきも涼しい視線も、

24歳というビミョウな年齢のナイーブさがいっぱい。

「Everything」by SS501 Debut Stage

今見るとみんなマイクの持ち方がかっこよくなったわ。

2011年のデビューは堂々としたデビューだったけど、

なによりも一番かっこよく見える自分をよく知るようになったことが

一番大きな違いなんではないでしょうか。