「東京はいいね~」とよく言われる。
たしかにめぼしいイベントはたいていまず東京で開催されて、
集客力があれば他の都市でも開催されるから、
行かれるという可能性は高い。
数百人規模から5万人まで、
大小さまざまな目的に使える会場はたくさんあるし、
人が集まってもさばききれるだけの宿泊施設もたくさんある。
その東京にいてもソウルのファンミまではなかなか行かれるとは限らない。
仕事もその他もろもろの事情もいろいろあるし。
東京にいて一番「遊べる身分」の友人が1,2人いるが、
「(長年勤務している福利厚生の整った)定職あり、実家に住み、独身、介護老人なし」という条件だ。
ちなみにその一人は長年の宝塚ファンでもう一人はさまざまな趣味にいそしんでいる。
それを優雅な独身とやっかむか、
結婚しなくてかわいそうと上から目線で見るかは、
おそらくそう思うほうの境遇によるのだと思う。
そこまで行かなくても、ソウルまで行く人たちのなかにも、
多少の日常の不自由さはいろいろ目をつむっていく人がいるのだろう。
思うにいくぶんの不自由さが日常にあるから、
何かにとてものめりこむのだと思う。
それを忘れるためもあるし、
また前向きにがんばるために気合を入れるためでもあるし。
「なにかにはまりたいけど、はまれない」と言う友人も中にはいるのだけれど、
そういう人はきっと、我をわすれて解消しなければいけない日常の不満はないのかも、
と思う。
ちょっとやそっとのことでは消し去れない不平不満は、
それもきっと「何かにはまる」くらいのことでは解消されないのでしょうね。
「爆発」しないと。
私も東京にいて、いろんなイベントやコンサートにはちょくちょく足を運ぶが、
ひょいとソウルには行かれない程度の不自由さを持っている。
「行けない」と思うか「行かない」と思うかは気の持ちようだが、
「行かない」と思っているうちは、まだ心の余裕があるかな。
でも長い人生、どうにも気持ちが抑えられないときって言うのはあるもんです。
その昔、大学受験の予備校に通っていたとき、そこの教師が言いました。
「君たちには今、勉強が一番大事だ。
でも世の中には勉強なんかほうりだして行かなきゃ行けないときもあるんだよ。
好きな人に会わなきゃならないなら予備校なんか来ていないで、行け」
当時は粋なことを言う教師でしたが、いまだったらとんでもない教師だろう。
親から苦情がくるでしょう。
でも、今一番大事なことを放り出さなければいけないほどのことかどうか考えろよ、
っていう示唆でもあったと思う。
予備校時代に学んだ一番大きなことはそれかな。
リダに会うことで自分が抱える日常のいろんな不自由さから、
ちょっとでも解放されるのなら、
できればリダには自由であって欲しいと思う。
あなたたちが自由でいるからこそ、
私たちはそこに幸せを感じられるのでしょうから。
ジョンミンのソロデビュー、1年だそうです。
ミンの挑戦から、楽しくてワクワクする1年も始まったわけです。
このMV、韓国で昨年、優れたMVトップ10に選ばれたそうで。