4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

REAL VOICE

ちゃんと書こうと思っていたのに、

リダ来日とかでちょっと気もそぞろだったけど、

やっぱりちゃんと書きたい。

John Hoonのこと。

6月30日のアルバム発売記念のイベントに、

運よくお友達が当たって、連れて行ってくれることになりました。

私もDVDとCD買って応募したけれど、

800組の当選に3,000名の応募があったそうで。

昼の部と夜の部があったので、

それぞれ800人だったのかな。

ステラボールはほんとにこじんまりしていて、

「距離の近い」ライブ会場です。

関係ないけど「ステラボール」の命名ユーミンなんだとか。

そのユーミンの「あの日にかえりたい」もJohn Hoonの声で聞いても、

やっぱりいい曲はいい曲というか。

「あの日にかえりたい」 by John Hoon

武道館のBOYFRIENDの4回目のチケット、

それもプレミアシートを持っていたんだけど、

それをあきらめても聞きたかったJohn Hoon。

1時間半の短いステージでしたが、ほんとに

聞きに行った甲斐がありました。

John Hoonに会うのは、去年のGW、

震災で延期になった除隊ファンミ以来だったけど、

1年たって、その時よりずっと声も出るようになっていたし、

やっぱりミュージカルをやったせいもあるのかな、という気がした。

日本の女性歌手のカバーばかりのアルバムというのは、

そんなに珍しくもないけど、

バラードや気持ちを切々と歌う曲が多いだけに、

きちんと発音して言葉が通じなければ台無しということもあって、

なかなか外国人には難しいと思う。

そのうえで、男性のJohn Hoonが女性の気持ちになって歌うというのは、

どうなのかな?という気がしていた。

日本語では「わたし」であれば女歌、「僕」や「俺」であれば男歌とすぐわかるし、

語尾も女らしい、男らしいという違いがあるけど、

変に歌うと、なよっとしたところが強調されて、妙な感じになってしまうこともあるから。

John Hoonの声は別に高くて女性らしいというのでもないのに、

不思議と女歌が似合うところがある。

以前からライブでは「恋におちて」とか「クリスマス・イブ」なんかを歌っていたのを、

DVDで聞いていたけど、

そもそも曲がいいのか、John Hoonが歌うのがいいのかちょっとわからないところもあった。

今回、このアルバムを聞いて、

本当に何回も繰り返し聞いているし、

どうしても生で聞きたいと思っていたのがかなって、

とてもうれしかった。

そして生で歌うその声は、

CDよりももっと数倍もよかったです。

普通はCDのほうが発音もきれいだし音程の狂いもないんだけど、

生でもJohn Hoonの発音はとてもきれいだったし、

何より声がよく伸びていて、曲の世界観がよく表れていて。

イベントのタイトルが「REAL VOICE」だけに、

シンプルな演奏でJohn Hoonの声を引き立てていました。

ギターはこのアルバムをプロデュースした中村ダイチさん。

John Hoonから中村ダイチさんと紹介されたときに、

SS501の曲を作った人だ」と思ったのだけれど、どの曲だかは思い出せなかった。

帰ってきてから調べたら「ホシゾラ」の作曲者でした。

John Hoonはユル君の甘いイメージがあるけど、

発言は結構「男の子っぽい」。

自分で性格は「S」というだけあって、

「愛嬌」を見せることなんて、本当にいやそうだ。

ファンのために過剰にサービスすることもないけど、

こちらの意表をついて、お願いを聞いてくれたりする。

彼はきれいごとを言わない。

いうとすれば本当にしらじらしく言うし、

ちょっと照れくさいことを言うときは見るからに照れくさそうだし、

めんどうくさいときは、本当にめんどくさそうだ。

もともと歌手だけれど、俳優であることと、

生来の頭の良さがとてもバランスよく彼の中で成分的に中和されていて、

歌もうまいし、演技もいいし、トークも面白いという、

なかなかいそうでいない、彼だけの魅力を作り出していると思う。

秋からは日本ツアー。

必ず、行きたいです。

「あなたに逢いたくて」 by John Hoon

John Hoon、32歳になったそうです。

まだまだこれから、いろんな世界が広がるだろうし、

彼ならきっと広げていくと思う。