4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ストーリーのある声

昨日、花火大会を横目に帰宅したころ、

「ROMEO」のニュースレターが届いた。

「今夜22:00からのJWAVEを聴いて~」というもの。

ROMEOのプロデューサー、Jeff Miyahara氏が出演するので、

ROMEOの新曲も紹介される?らしいということで。

ちょうど夕食を終わって一杯飲むかな~?というところだったので、

久々にオリンピック放送をやめて、ラジオを聴くことに。

JWAVEの番組ブログはこちら

面白い人でした。Jeff Miyaharaさん。

日韓のハーフでロス生まれのロス育ち。

最近は日本の曲も聞かないし、ましてその裏話もあまり見ないけど、

彼のプロデューサーとしての10年はそんな私でもよくわかるもの。

2002年の日韓ワールドカップの時の「翼をください」プロジェクトが、

彼を世に出したきっかけになったらしいけど、

その時彼を応援してくれた湯川れい子さんとの話で、

ROMEOにどうして湯川さんが出てきたのかということもうなずけた。

そりゃ知名度はあるけど、今のファンにはどうなの?

といっていたダブルペン仲間もいたけれど、

ROMEOの良さを語る人としては、単なるミーハーではないということからも、

力強いことには違いない。

W杯後は、JUJUの「明日はくるから」とか西野カナとかの名前と曲は、

ふだんJ-POPを聞かない私でもわかるほどの「仕事」だ。

そういえば、台湾の踊るお天気お姉さん、Whether Girlsのことは、

最近どっかで見ましたよ。

荒れもそうなんだ、これも?っていう幅広さが、

今、ノッているという理由なのだろう。

そういうところに仕事もアイデアも人も集まってくる。

「ストーリーのある声が好き」

と彼は言っていました。

JUJUなんか代表的だ。

「明日がくるから」は別の人が歌ったら、別の歌になってしまうだろう。

よく考えると「ストーリーのある」というのはすごく幅広い表現なんだけれど、

なんとなくわかる。

いわゆる美声というよりも、感情のこもる声というか、

哀愁ののる声というか。

ROMEO(ミン?)の声はそういう声かな?

途中の話がのびたせいか、

ROMEOの話題は最後にちょっと、曲にもずっと会話が乗ってしまったけど、

この1時間半、彼のプロデューサーとしての仕事の話に耳をとめた人の印象には残ったはず。

10年のプロデューサー業で得たものは?という質問に、

コミュニケーションの大事さというような答えをしていた。

(正確にはなんだったか思い出せないけど)

現場でいろいろやるうちに、その場で出てくるものが面白いとも。

ROMEOともいろんな話をしたに違いない。

その中でうまれたものの正体はまだよくわからないけど、

なにしろまだ「よくわからない歌手」ROMEOなのだから、

今はまだこれくらいの「さわり」で十分なのかもしれない。

いずれ、Jeff Miyahara氏とROMEOの出会いやら、

そんな細かい話も出てくるだろうから、

いまはオリンピックに沸くさなか、

週末のこんな時間にJWAVEに周波数を合わせていたような人たちに関心を持ってもらうこと、

それが大事なのかも。

「Give Me Your Heart」 by ROMEO