4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

あなたが何かをするなら

ミニアルバム「Destination」が出たとき、

「Let me be the one」の楽曲としてのレベル、

SS501の大人の歌手としてのレベルをとてもほめていたのは、古家さんでした。

その時にその古家さんのコメントを取り上げたと思ったけど。。。

ありました!

タイトル曲「Love Ya」は多少なりともK-Popの流れ、

耳に残るテーマだとか、ダンスミュージックとしての力強さだとかを残していたけれど、

「Let me be the one」は踊らないバラード曲で、

5人のハーモニーと気持ちが勝負の曲。

思えば、デビューもかっこよくいきがる「警告」の裏で、

当時のアイドルらしくないハーモニーを聴かせる曲、

「Everything」を歌っていたSS501でした。

5年の間にアルバムを1集しか出せなかったのには、

いろいろな理由があるだろうけれど、

どういう曲をどういうイメージで歌っていくかということがなかなか合わなかった、

メンバー同士、会社の方針とかスタッフの意見とかタイミングとか、

いろんなことがすり合わせられなかったということもあるかもしれない。

曲数が少ないからよけいに、

アルバムやミニアルバムに収められた曲は、

一つ一つファンにもいろんな思い入れがあるし、

何度も何度も繰り返し聞いてきた曲ばかりだし、

それを歌ってくれた時の背景を思い出すことができるものが多いので、

どの曲にも愛着がある。

「Let me be the one」はあの2010年のドリームコンサートで歌われたというそのことだけで、

イントロが聞こえただけで涙が出る、というファンも多い。

SS501の5年を振り返るMVに使われた曲だということも含めて。

マンネがこの曲を初めて日本のコンサートで歌ったときもそうだったし、

ロッテファンミでリダが歌うのを聞いたときもそうだったろうと思う。

5人で歌うことにこだわる人もいるだろうし、

1人でも5人の曲を歌い続けることに意味があると思う人もいるだろう。

私はこの曲の歌詞にもっと意味があるように思う。

2010年に「Destination」を出す前から、

しばらく5人での活動ができないことはわかっていたはず。

「Love Ya」はある程度売れる曲の流れに乗って、

ファンと一緒に1位を目指した曲。

ちょっとセンチメンタルな気分で考えたら、

この曲がファンへのメッセージだったように思える。

リダ、5人の曲歌うまでには心情的にはいろいろあったといったみたいですが、

マンネやヨンセンからぼくらの曲は今でも日本ではウケるよ、

って話を聞いてると思うし。

もうここまで来たら、それぞれのアルバムにこの曲を入れてみるとか、

どうですかね。

A-JAXだけに彼らの曲を歌わせておくのは、

ちょっとどうかと思うんですが。

話は違うけど、カーペンターズにも「Let me be the one」という曲がある。

前後がないと日本語訳のとても難しい表現だが、

カーペンターズのほうの邦題は『あなたの影になりたい』。

あなたが何かをするとき、いつもそこにいさせて

あなたがどこかへいくなら、私もそこにいく

そういう曲です。