4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

僕は離さない

韓国ドラマファンを長くやっているので、

俳優さんのファンミというのも結構な回数行っているんで、

彼らからファンへの一言として、

「いつもみなさんのそばにいます」とか、

「みなさんのことを忘れません」とか、

「これからもずっと一緒に行きましょう」とかいうのは

これまでにも何回も聞いているけど、

「僕はどこにいても、みなさんを離しません」

なんて強気に言ったのはリダが初めてと思う。

台本があればどんな甘ったるいセリフでも平気で言う俳優を退けて、

リダがそんなことを言うとは。

そうか、服の端をつかんで離さないのは私ではなく、リダだったのね。

なるほど。離れられないわけよ。

昨日の渋谷公会堂

朝7時半に起きても、まだ行こうかどうしようか考えていて、

朝ごはんを食べながらまだ迷っていて、

家をでて電車に乗ってから、朝から並んでいると聞いていた友人に、

どんな様子かメールで聞いてみたら、

「整理券が出ていて、まだ1回目を並んでいる」

という返信があった。

オフィスに行く途中で寄ってみるかな~と思って行ってみたら、

まだ2回目の整理券を配っていました。

私が行かれるのは3回目・・・。

とりあえず出社して、お昼休みにダメ元でもう一度行ってみました。

すでに整理券の列はなく、すぐに「緑のリストバンド」がもらえて、

隣にできていたCD購入の列に並ぶこと20分。

無事3回目のイベントのチケットを入手して仕事に戻りました。

チケットをとりに行く気になったのは、

オフィスから渋谷公会堂までの所要時間20分という距離。

早朝から寒さをこらえて並ぶ根性も、

あとCD3枚かって3回全部行くという経済力も、

それで1日つぶしてもいいという時間もなくて、

私が持っているものは「地の利」だけだなあと思ったら、

それを生かさないとという気になりまして。

ticket1211

今年の中では、一番リダに近い「アタリ」でした。

このチケットはしばらくお守りにしたいと思います。

実は私は今回の新曲、あんまり気に入ってませんでした。

リダらしさがないと思っていたし、

バンドの音楽としては、普通な感じがしたし。

会場でMVを見てもまだあまり乗り切れませんでした。

美しく幻想的すぎて、リダ本来が持っているワイルドな感じが出ていないように見えたので。

でも目の前にいれば、リダはやっぱりリダだわ。

この人を10年以上前に、町のファミレスでスカウトした人はとても眼力があったと思う。

バンドがやりたいって言ってた高校生を、

だましてダンスをやらせた人もすごいと思う。

なんだかわからないけど、

歌もなにも一番っていうわけじゃないのに、

こうやって引きずられていっちゃう私も、どうかと思うけど。

「僕はどこにいても、みなさんを離しません」

FCの2期募集も期間を延長していて、

ツアーのチケットもどうなの?という感じで、

あと10000枚、アルバムを売りたい~なんて言っているこのタイミングで、

それはリダ、あまりに絶妙だったでしょ。

「僕はみなさんのものです」と所有権をこちらにくれたわけでもなく、

「離れたいなら好きにしていいよ」という自由をこちらに渡してくれている。

たぶん大衆に向けた型通りの「愛してる」も、

彼ひとりの中で完結する「忘れません」も、

ペンにとっては意味がなかったはず。

私たちが「離れない!」と叫んでも、雲をつかむようなことだったのに。

「僕は離さないよ」というのは、どこまで俺様で、

なんていう殺し文句だったことでしょう。

「I'm Yours」 by Kim Hyun Joong