数日前に拾った記事だけど、
リダのツアーのことを優先してたので。
エアーバンド、ゴールデンボンバーのリーダー、鬼龍院翔のブログでのコメントについての記事です。
このバンド(って言ったらいいのか)を初めて見たとき、
あまりの面白さについ見入ってしまったんですが、
その後あちこちの番組で見かけるようになって、
そのあまりの「必死さ」にまたつい注目してしまいました。
まったく売れなくて、全国をどさ周りしていた彼らが売れたきっかけは、
ある日事務所に、前は大手の会社にいたというオジサンが入ってきて電話をかけまくり、
彼らのスケジュールにテレビ番組出演をどんどん入れていったことなんだそうです。
もちろん、そのオジサンも「面白い」と思ったからそうしたんでしょうけれど、
ある程度テレビ番組での露出があったからこそ、
いろんな人の目に留まるようになったということはあるでしょう。
どの辺から人気があったのか知らないけど、
とうとう紅白までのぼりつめて、年明け早々にはオリコン1位。
年末のいいともに出ていた彼らはそれでもいたって謙虚で、
お金は入ってきたけど、またいつ売れなくなるかわからないから、怖くて使えないとか。
それで1位になったとはいえ、そのCDの売られ方については思うところもあるようで、
「B'zが売ったのはCD、今のアイドルが売ったのは握手券」という言葉を引き合いにだして、
ミュージシャンとしての自分は、やっぱり「CDを売ること」にこだわっていきたいということだ。
あ~、悩ましくて難しい問題ですね。
売れて、お金がはいってこそ、
次に何かをするための元手になるわけだし、
何万枚か売れて、オリコン上位になったとしても、
数パターンのCDが出ていておまけがあるとすれば、
結局のところ、良かったのは曲なのかアーティスト本人なのかよくわからない。
それにそういう売り方はやっぱりちょっと変?とな~んとなく思っていても、
聞かないCDを山ほどつくって廃棄物をだすことは環境にもよくないとか正論言ってみても、
なかなかそれに逆らうことができない。
いつから私はそんな女々しい女になったのでしょう?
(リダのせいよ)
「金爆のキリショー」も、自分たちの音楽に対するスタンスは全然変わらないのに、
売れないときと今の違い、
つまり「やり手のマネージャーがいれば売れることもある」ということは理解しても、
純粋に音楽だけで勝負したらオリコン1位はないだろうってことは、思ってるのでしょうね。
もちろん、「オリコン1位」という言葉の持つ重みが大きいのは、
「オリコンランキング」がそれなりに過去に積み上げてきた実績によって評価されているということが前提であって、
今何が売れているか、ということを評価するのに一番わかりやすい指標であることはそうなのだけれど。
キリショーのいうところは、目に見えている数字、オリコン1位という実態より、
より見えにくいファンの希望とかやりたい音楽とかそういう方向に向いているあたりが、
売れていることに浮ついていなくて、地に足がついているかなというようにも見える。
リダもブログをやっていたら、同じことを言うだろうか。
けっして言葉の多くない人だから、
いま実際にやっていることが、
それを模索しながら具体化している、ということなんだろうか。