4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

1万人が息をつめて

昨日の武道館、Super Junior K.R.Yのチケットが取れたのは本当に運がよかったと思う。

そういえば前回もあの手この手でやっと手に入れた東京フォーラムの3階席だった。

あれから2年。

ユニットだけのアルバムも出ていないし、Super Juniorのライブに行くか、

あちこちのOSTやらYou Tubeだとかでなければなかなか聴くことのできない彼らの歌をようやく聞けた。

オープニングはこれ。

「Sorry, Sorry Answer」 by Super Junior K.R.Y

イェソンの入隊が近いといううわさもあって、

日本で見るのはまた当分ないだろうということもあって、

3人が動いたり、手を振ったり、ソロパートになるだけで、

悲鳴に近い歓声が上がっていました。

でも、武道館の1万人の歓声の中にあっても、

その観衆がみんな、着席のままバラードにじいっと聞き入ってしまう時間もあって、

いつものK-POPのライブにはない空気が流れていたと思う。

全体の構成は昨年の神戸、横浜のものを引き継ぎながら、

新しくミュージカル仕立てにしたステージや日本の曲、

翌日に発売となるKRYにとって初めてのCD曲をちりばめ、

アーティスティックで楽しくて、POPさとしっとりとしたバラードが調和したステージだった。

Super Juniorの中では最初にできたユニットでありながら、

あまり活躍の場がなく、2006年の結成から6年かかってようやくCDが出せたという感慨と、

Super Juniorとしても5年ぶりに武道館へ帰ってきたという思いと、

KRYとして3人でその武道館へ立つといううれしさがこみあげているような3人の様子が、

遠くの座席からもうかがえたように思う。

韓国はやっぱりダンス曲やHIP HOP系などのノリのいい曲のほうが流行るせいか、

3人の歌唱力を認めながらも、どうしてOST以外に彼らの力を見せる場がないのか、

本当に不思議だった。

でも昨日のコンサートをみて改めて、

聴かせるバラードでは息をつめて聞き入る日本のファンが、

こういうグループには合っているように思えた。

1万人の武道館の観衆がペンライトを振るのも忘れて聞き入ってしまう光景というのも、

なかなかのものです。

歌がうまいことは、どんな言語で歌ってもわかるけれど、

歌手として歌詞の意味までをきちんと伝えられているかという点では、

言葉の壁は大きい。

私たちにのとってはそれが日本語であれば歌詞と声とメロディがより重なりあって、こちらの胸に響く。

それがわかっているからその壁をもう一つ乗り越えるために、

KRYもがんばって、日本語の長くて難しい歌詞の曲を、

発音まできちんと消化して披露してくれるのだと思う。

韓国にも2AMというバラードだけの上手なアイドルグループもあるけれど、

KRYのベースにはそこにSuper Juniorというエンターテイメントの要素があって、

2時間半は本当にあっという間でした。

いつもはセットリストなんてどうでもいいと思うのだけど、

昨日のコンサートは、記憶のために残しておこうと思います。

1.Sorry, Sorry~Answer

2.H.I.T (ドラマ「HIT」OST

3.From U

4.Believe (EXILE)

5.ハナミズキ(Hanamizuki)(一青窈

6.Coagulation

7.Just You

8.The Night Chicago Died (「恋するハイエナ」OST)

9.Mirror

10.LA LA LA LOVE SONG (久保田利伸

Kyuhyun ソロ

11.この世界のどこかで(スレイヤーズ

12.残像(ひかり)(flumpool)

Ryeowook ソロ

13.Baby (Justin Bieber)

14.ありがとう〜帰りたくなったよ(メドレー)(いきものがかり

Yesung ソロ

15.It has to be you (「シンデレラのお姉さんOST

16.I do

17.Your Eyes(Ryeowook played Piano)

18.Midnight Fantasy

19.Lovin' You

20.The One I Love

アンコール

21.Bittersweet

22.Promise You (with MV)

23.Sky

とりとめもなくしゃべりまくり、音は外さないのに話は脱線ばかりのイェソン。

甘い歌声とダンスだけでも十分にかわいいのに、ピアノの弾き語りまでできちゃうリョウク。

(なぜか女はピアノに弱い。)

この3人のなかにいて、やっぱりうまい!と思わせるキュヒョン。

「It Has To Be You」by Yesung

歌い終わって「この曲は僕をみんなに知らせてくれた曲」と言ったイェソンは、

「僕をこのステージに立たせてくれた曲」と言って、次にこれを歌いました。

「I do」 by Yesung

私がナマで聞きたかった1曲です。

「Coagulation」 by Super Junior K.R.Y